
組織の<重さ>―日本的企業組織の再点検 (日本経済新聞出版)
沼上幹、軽部大、加藤俊彦、田中一弘、島本実
累計読者数7
平均ハイライト数 15.6件/人
star総合評価 56/100
menu_book精読型
check_circle推定完走率 36%
この本について
組織で働いていると、「なんでこんなに調整ばっかりなんだろう」とか、「みんな頑張っているはずなのに前に進まないな」というモヤモヤが、じわっと溜まる瞬間があると思います。僕自身、現場での動きづらさを“個人の力量”みたいな話に短絡してしまいがちでしたが、この本はその前提を一度ほぐしてくれました。 面白いのは、組織の“重さ”を精神論ではなく、階層間のパワー配分や情報の流れで丁寧に説明しているところです。たとえば、BU長が理由まで含めて意思を伝えるだけで上下の情報流が増えて、調整の負荷が軽くなるという指摘は、明日からの会議の見方すら変わります。また、軽い組織ほど「有機的」と「機械的」が同時に存在していて、下位層の影響力が強い一方でトップも強力に舵を取っている、という構造が示されるあたりは、直感に合うのに言語化されていなかった部分でした。 そして地味に刺さったのが、横のネットワークが必ずしも軽さにつながらないという話。人間関係を大事にしようとするほど、むしろ“調整の迷路”が深くなることがある。あの独特の疲れの正体が少し解像度を持って見えてきます。 組織の重さを「気合いで何とかしよう」と思いがちな人ほど、この本が落ち着いた視点を与えてくれます。特に、現場と経営のあいだで板挟みになりがちなミドル層には、かなり現実的に効く内容だと思います。
analytics
読書インサイト
ハイライト密度
開始終了
多くの読者は第2章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの30%が集中しています。
読書の順序
この本の前に読まれた本
この本に似ている本
すべて見る arrow_right_alt読んだ内容を、もう忘れない。
BookNotion Zなら、Kindleのハイライトを自動で保存・整理。Notionにエクスポートして、いつでも振り返れます。
無料ではじめる
クレジットカード不要




