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突然、僕は殺人犯にされた

突然、僕は殺人犯にされた

スマイリーキクチ

竹書房 / 2014-03-27

累計読者数4
平均ハイライト数 5.3件/人
推定読了時間 約3時間52分
star総合評価 48/100
boltライト読書型
check_circle推定完走率 48%

この本について

ネットで何か言われたとき、「事実じゃないのに説明しても伝わらない」「相談先がどこにもない気がする」みたいな、どうしようもない詰まり方をすることがあると思うんです。自分が冷静なつもりでも、相手はまったく別のロジックで動いていて、話が噛み合わないまま時間だけが過ぎていく。あの無力感って、本当にしんどいですよね。 『突然、僕は殺人犯にされた』は、その“噛み合わなさ”がどれだけ現実を狂わせるのかを、当事者の視点で淡々と描いています。警察や相談窓口に事情を説明しても同じ返答しか返ってこないこと。ネットでは匿名の「誰かの証言」が事実扱いされ、怒り狂った人たちが加速していくこと。専門家に頼ろうとしても分野が違えば役に立たず、自分の判断ミスにも気づけないこと。読んでいると、“自分の側がおかしいわけじゃなかったんだ”と少し呼吸がしやすくなるような感覚がありました。 この本が効くのは、勇気をもらうとか前向きになるというより、「現実の仕組みがわかることで、変な自己否定から抜け出せる」という方向です。理不尽な状況に巻き込まれたとき、人はなぜ判断力を失うのか。なぜ正しい情報よりも“面白い噂”が力を持ってしまうのか。なぜ相談先があっても助けてもらえないと感じるのか。読み進めるほど、あのモヤモヤの正体が少しずつ輪郭を持ちます。 ネットの空気に疲れた人、自分が悪いわけじゃないのに追い詰められてしまう感覚を知っている人に、静かに刺さる一冊です。

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書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more

出版社による紹介

1999年、身に覚えのない事件の殺人犯だとネット上で書き込まれ、以降10年間に渡って誹謗中傷を受け続けたお笑い芸人のスマイリーキクチ。そんな顔の見えない中傷犯たち、そして警察と検察、すべてと闘い続けた10年間の記録が遂に文庫化。 ネットのトラブルに巻き込まれないための対策マニュアルも改訂版で完全収録。
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