
質問7つの力
ドロシー・リーズ and 桜田直美
ディスカヴァー・トゥエンティワン / 2018-06-14
この本について
人と話していて「思っていた方向に進まないな…」とか、会議のあとに「本当はもっと知りたかったことがあったのに」とモヤモヤすること、けっこうありませんか。相手が悪いわけでも自分が無能なわけでもなくて、ただ“どんな質問を投げたか”で流れが決まってしまうだけなんだろうな、とこの本を読んで感じました。 『質問7つの力』は、いわゆるコミュ力本とは少し違っていて、質問を通じて「相手も自分も動ける状態をつくる」ことに焦点が当たっています。印象的だったのは、コントロールとは他人を支配することではなく、自分が欲しいものを把握したうえで、相手を尊重しながら手に入れる力だという説明でした。たとえば、相手が萎縮してしまうタイプの人なら、まず安心できる場所に戻してから聞く。逆に、情報が散らかっている場面なら、「何が起きる?」「この状況のいい面は?」といった問いで目的に立ち返る。質問の質を上げるだけで、会話の温度や進み方がまるごと変わるのが面白いところです。 特に刺さったのは、「なぜ私だけが…」ではなく「この経験をどう使える?」と自分に聞き直す姿勢でした。大げさな自己啓発ではないのに、日常の選択が少し軽くなる感覚があります。仕事の会議で詰まっている人や、家族・同僚ともっと穏やかに話したい人に向いている本だと思います。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第2章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの39%が集中しています。
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