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「自然」という幻想:多自然ガーデニングによる新しい自然保護

「自然」という幻想:多自然ガーデニングによる新しい自然保護

エマ・マリス, 岸 由二, and 小宮 繁

累計読者数5
平均ハイライト数 12件/人
star総合評価 50/100
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この本について

環境のことを考えるたびに、「自然ってどこまでが自然なんだろう」「人の手が入ったらもうダメなのか」と、心のどこかでモヤモヤすることがあります。きれいごとでは語れないのは分かっているのに、正解のラインがつかみにくいんですよね。 この本は、その曖昧さをごまかさず、むしろ正面から扱ってくれます。たとえば、アマゾンもイエローストーンも、本当は“手つかず”ではなかったという事実。かつての人びとの暮らしや疫病の影響まで踏まえると、私たちが思い描いてきた「原初の自然」は多分ほとんど幻想に近いのだと分かります。また、生態学者の研究ですら「人の影響が入っている場所」を避けてきたという指摘は、自分の中の思い込みを揺さぶられます。自然は均衡へ戻る、という古い発想も、実際には揺らぎ続ける変化の連続だったりします。 読んでいて感じたのは、「守るべき自然とは何か」という問いを、もっと柔らかくして良いんだなという安心感でした。ひとつの理想像に縛られず、その土地の歴史やそこに生きる人間まで含めて考える視点は、自分の判断にも応用しやすいです。何を選ぶかより、どう関わるかを丁寧に考える余白を与えてくれる本です。 自然保護の話でいつも迷う人、あるいは“正しさ”の基準を自分で考えたい人に刺さると思います。

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書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more

出版社による紹介

人間の影響の排除に固執する自然保護はカルトであり科学的・費用対効果的に不可能な幻想。幅広い自然のあり方を認める新しい保護の形
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