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運命を引き受ける (河出文庫)

運命を引き受ける (河出文庫)

佐々木常夫

河出書房新社 / 2018-08-07

累計読者数3
平均ハイライト数 18.7件/人
推定読了時間 約2時間19分
star総合評価 64/100
trending_up後半加速型
check_circle推定完走率 63%

この本について

仕事でも家庭でも、誰かとうまく歩調が合わないときってありますよね。「なんで自分だけ余裕がないんだろう」とか、「弱い立場の人に丁寧に向き合いたいのに、現実には手が回らない」とか。頭では大事だと分かっているのに、日常の忙しさに押し流されてしまう感じ、僕もずっと抱えていました。 『運命を引き受ける』は、そういう“きれいごとでは済まない現場の迷い”を抱えたまま読んでも、変に説教くさくならずに視点を整えてくれる本です。たとえば、意見の違う相手を受け入れるのは本当に手間がかかるという前提に立ちながら、それでも多様な人が力を発揮できる場をつくるとはどういうことか。弱い立場の人を単に「守る対象」としてではなく、組織の力を引き出す存在として見直すこと。あるいは、家庭の事情を抱える人が「持ち込まない努力」をするのではなく、周囲が支え合う前提で働くこと。そのあたりが、きれいに整理されて語られています。 特に刺さったのは、著者自身が家族の困難を抱えながら働いてきたぶん、「誰かの弱さが見えたときにどんなまなざしで接するか」という問いに逃げないことでした。強さと優しさを同時に持つって抽象的に聞こえますが、著者の語りだと、日々のちょっとした行動の選択としてイメージできるんですよね。 仕事でチームをまとめる立場にいる人や、「弱さに気づいたときの自分の在り方」に悩んでいる人に、とても静かに効いてくる本だと思います。

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書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more

出版社による紹介

障がいの子と病気の妻を抱えながら仕事でも成果を出した私を支えたのは、いかなる逆境でも愚直なまでの誠実さで挑む、心ひとつであった。その心さえ持てばどんな人間の運命も変えられる。 ※本書は二〇一四年一二月に小社から刊行された単行本『それでもなお生きる』を改題、加筆修正したものです。
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