
運命を引き受ける (河出文庫)
佐々木常夫
河出書房新社 / 2018-08-07
この本について
仕事でも家庭でも、誰かとうまく歩調が合わないときってありますよね。「なんで自分だけ余裕がないんだろう」とか、「弱い立場の人に丁寧に向き合いたいのに、現実には手が回らない」とか。頭では大事だと分かっているのに、日常の忙しさに押し流されてしまう感じ、僕もずっと抱えていました。 『運命を引き受ける』は、そういう“きれいごとでは済まない現場の迷い”を抱えたまま読んでも、変に説教くさくならずに視点を整えてくれる本です。たとえば、意見の違う相手を受け入れるのは本当に手間がかかるという前提に立ちながら、それでも多様な人が力を発揮できる場をつくるとはどういうことか。弱い立場の人を単に「守る対象」としてではなく、組織の力を引き出す存在として見直すこと。あるいは、家庭の事情を抱える人が「持ち込まない努力」をするのではなく、周囲が支え合う前提で働くこと。そのあたりが、きれいに整理されて語られています。 特に刺さったのは、著者自身が家族の困難を抱えながら働いてきたぶん、「誰かの弱さが見えたときにどんなまなざしで接するか」という問いに逃げないことでした。強さと優しさを同時に持つって抽象的に聞こえますが、著者の語りだと、日々のちょっとした行動の選択としてイメージできるんですよね。 仕事でチームをまとめる立場にいる人や、「弱さに気づいたときの自分の在り方」に悩んでいる人に、とても静かに効いてくる本だと思います。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第9章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの22%が集中しています。
読書の順序
この本に似ている本
すべて見る arrow_right_alt
ヒンシュクの達人(小学館新書)
ビートたけし

成功する男はみな、非情である。 人生の勝者が遵守する残酷すぎる行動原則61 (スマートブックス)
いつか
![ハーバード・ビジネス・レビュー[EIシリーズ] オーセンティック・リーダーシップ――EI:エモーショナル・インテリジェンス・シリーズ](https://m.media-amazon.com/images/I/81X11QHdOgL._SY500.jpg)
ハーバード・ビジネス・レビュー[EIシリーズ] オーセンティック・リーダーシップ――EI:エモーショナル・インテリジェンス・シリーズ
ハーバード・ビジネス・レビュー編集部 and DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー編集部

プレイングマネジャー 「残業ゼロ」の仕事術
小室 淑恵

本好きの下剋上~司書になるためには手段を選んでいられません~第二部「神殿の巫女見習いIII」 (TOブックスラノベ)
香月美夜 and 椎名優
書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more
出版社による紹介
読んだ内容を、もう忘れない。
BookNotion Zなら、Kindleのハイライトを自動で保存・整理。Notionにエクスポートして、いつでも振り返れます。
クレジットカード不要


