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ユニクロ帝国の光と影

ユニクロ帝国の光と影

横田増生

文藝春秋 / 2013-12-10

累計読者数12
平均ハイライト数 21.3件/人
推定読了時間 約4時間37分
star総合評価 58/100
start序盤集中型
check_circle推定完走率 19%

この本について

仕事や組織の“きれいごと”に触れすぎていると、ときどき不安になります。表から見える強さの裏で、実際に何が起きているのか。自分の働き方や判断が、どこか薄っぺらく感じてしまうあの感覚です。ユニクロのような巨大企業でさえ、人の怒りや不満、離職率の高さ、取引先との溝といった生々しい現実を抱えていると知ると、妙に肩の力が抜けます。 『ユニクロ帝国の光と影』は、そういう“現実の温度”に触れたいときに効く本でした。圧倒的な強さの源が、細かすぎるほどの管理や即断即決の文化にある一方で、その裏に守秘義務、怒号の飛ぶ現場、アルバイトの大量離職がある。表に見えるロジックと、裏で支える人たちの疲労。そのギャップをここまで具体的に追った本は多くありません。また、工場への厳しい要求や〈ヒートテック〉のような成功作の裏で、次のヒットを生み出せない事情まで掘っていくので、「強い会社も悩んでいる」という視点が自然と身につきます。 読んでいて思ったのは、組織を見るときに“結果だけで判断しない”癖が自分の中にできたことです。何かがうまくいっているときほど、どこかに無理が積みあがっていないかを考えるようになりました。仕事で迷ったとき、こういう視点があるだけで判断の精度が変わります。 巨大企業の仕組みと人間くささの両方を知りたい人に刺さる本だと思います。

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書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more

出版社による紹介

ユニクロ側が出版社に対し2億2000万円の損害賠償を求め提訴した衝撃の書!(一審判決は原告の請求棄却) 大型旗艦店を続々開き、世界に覇を唱えるユニクロ。総崩れの日本企業の中で、唯一気を吐いているように見える。しかし、これまで創業者・柳井正氏率いる同社の経営を精査したメディアはなく、その実体は謎に包まれていた。なぜ、執行役員が次々と辞めていくのか? なぜ、業績を回復させたにもかかわらず玉塚元一社長は追い出されたのか。なぜ、中国の協力工場について秘密にするのか? 誕生の地山口県宇部から、ユニクロ躍進の秘密を握る中国へ、そしてライバルZARAの心臓部スペインへ。グローバルな取材によって著者があぶり出した、「柳井正」と「ユニクロ」の真の姿。
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