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知ってはいけない2 日本の主権はこうして失われた (講談社現代新書)

知ってはいけない2 日本の主権はこうして失われた (講談社現代新書)

矢部宏治

累計読者数4
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star総合評価 61/100
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この本について

国の安全保障の話って、日常の中ではあまり意識しないのに、ふと「日本って本当に自分の意思で動けているのか?」と不安になる瞬間がありませんか。ニュースを眺めていても、どこまでが事実で、どこからが“言えない事情”なのか判断できず、モヤモヤだけが積み重なっていく感じです。 この本が効くのは、そのモヤモヤの正体を、歴史的な経緯と具体的な構造で見せてくれるところでした。読んでいて刺さるのは、密約が引き継がれないまま積み上がり、国そのものが記憶を失っていくような描写です。自衛隊の訓練空域が、いつのまにか米軍と共同使用になっていたり、日本の国内法が適用されなくなる転換点があったり、気づかないうちに地面が少しずつ動いていたことが具体的に示されます。抽象的な「主権の危機」ではなく、実際に何が、どんなプロセスで起きてきたのかが見えるので、議論の土台が整う感覚があります。 もちろん、この本を読んだからといってすぐに何かが変わるわけではありません。でも、自分が依って立つ場所の“成り立ち”を知ることは、これから何を判断するにしても避けて通れないんだろうなと思いました。こういう現実に向き合うのはしんどいけれど、そのしんどさごと受け止めたい人に向いています。 特に、「日本がなぜこうなっているのか、説明できるようになりたい」と感じている人には、静かに刺さる一冊だと思います。

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