
日本はなぜ、「基地」と「原発」を止められないのか (講談社+α文庫)
矢部宏治
講談社 / 2019-02-22
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推定読了時間 約4時間41分
star総合評価 55/100
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この本について
政治や基地問題のニュースを見ていて、「なんでこんなに理不尽なのに変わらないんだろう」と思うことが多いです。抗議しても政策は動かないし、選挙で意思を示しても現実はほとんど変わらない。その理由を言語化できないまま、どこかで自分も諦め半分になっている──そんなモヤモヤを抱えたまま日々を過ごしていました。 この本が刺さるのは、いまの日本が「なぜそうなっているのか」を、感情論ではなく構造で示してくれるところです。たとえば、米軍の運用が日本の国内法より上に置かれている理由が、戦後につくられた「安保法体系」にあるという説明は、ニュースだけを見ていても絶対にたどり着けません。沖縄で低空飛行が止まらない理由も、原発事故で誰も裁かれない理由も、「国の意思がどこで止まっているのか」を知ると、個々の事件ではなく一本の線としてつながって見えてきます。 読んでいてしんどい部分もありますが、現実を冷静に整理してくれるだけで、自分の感じていた無力感の正体が少し掴めました。怒りをあおる本ではなく、「ここがおかしいと思う感覚は、あなたの気のせいではない」と示してくれる本です。日本の政治の“壁”の正体を知りたい人に向いています。
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出版社による紹介
なぜ米軍基地はなくならないのか? なぜ日本人は自国の領空を自由に飛べないのか? なぜ米軍機が墜落しても日本警察は手だしをできないのか? なぜ事故後も原発を続けようとするのか? 戦後70年を超えてもアメリカの「占領状態」が続く日本のおかしさを白日のもとに曝し、大反響を呼んだベストセラー。
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