
心を磨く 中村天風講演録
中村 天風
PHP研究所 / 2018-10-31
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推定読了時間 約4時間48分
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この本について
最近、「考えすぎて疲れる」「気づいたら心に振り回されている」と感じることが多い人は多いと思います。頭ではわかっているつもりでも、実際の行動や気分がついてこなくて、同じところをぐるぐる回ってしまうような感覚。僕自身もまさにそこで悩んでいました。 この本を読んで強く感じたのは、天風の言葉は“励まし”というより、“心の扱い方を具体的に教えてくれる実技書”に近いということです。抜粋にもある「心に使われてしまう」という指摘は、日々のモヤモヤの正体をそのまま言い当てられたようで、思わず手が止まりました。ここから「気を打ち込んでやる」「はっきりした気持ちで応接する」といった、実際の場面でどう自分を立て直すかまで踏み込んでくれるのがありがたいところです。 また、「理屈で理解しただけではわかったことにならない」という一節も、自分の弱点と重なりました。知識だけ増やしても生活が変わらない理由を、逃げ場なしで示してくる感じがあります。ただ同時に、自己否定を戒める言葉が何度も出てくるので、突き放すのではなく“人としての可能性”に光を当てる姿勢が続いていて、読んでいて息がしやすいんです。 思考が細かくなりすぎて疲れがちな人、自分の心の扱いに自信がない人にはとても刺さる一冊だと思います。僕にとっては、「心をどう動かすか」で毎日の風景がここまで変わるのか、と素直に驚かされた本でした。
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出版社による紹介
2018年12月、没後50年を迎える中村天風。かつて、「心身統一法」の講習会の最後の日(当時は5日目)に「研修科」として話された“門外不出”の講話を厳選収録。「人生をいかに生きるか」という命題を、自身のエピソードを交えながら、ユーモアにあふれた語り口で説く。その内容は、「自分とは何か」「心にはどのような働きがあるのか」「意志とは何か」そして「意識というものについての哲学的理解」など、人間が日々考え続けなくてはならない人生真理ばかり。中村天風との対話を通して、現代のストレス社会で必要とされる「メンタル・タフネス」に通ずる、“感情のコントロール法”を習得することができる。2011年刊の好評講演録『幸福なる人生』と併読すれば、「心身統一法」の理解がより深まるだろう。世代を問わず堪能できる、天風座談の決定版。(本書は、天風会創立百周年を記念して発売されているCD『心を磨く』から厳選された講話を編集したものです) 【本書の主な内容】●第一章 人間の正体は気体である ●第二章 生き方を間違えると「心の奴隷」になる─有意義な人生のための基礎知識 ●第三章 「正しい心の使い方」ができる人・できない人 ●第四章 五官感覚を磨き上げ、自己肯定に徹して生きよ ●第五章 「心機転換」こそが問題を解決する ●第六章 本能に打ち克つ人が幸福になる 【本書「まえがき」より抜粋】本書の内容は「人生いかに生きるべきか」ということを説いた哲学的なものですが、実際には「人間は本来運命や病(やまい)に負けるような弱いものではなく、どんな困難をも乗り越える力がある」ということを、ユーモアにあふれた軽妙な語り口や、具体的で絶妙なたとえ話などを交えながら、現実の日常生活を送る我々人間が合理的に納得のできる理論で説明されています。天風先生はよく、易しい内容を難しそうに説くのは簡単だ、難しい内容を難しく説くのも簡単だ、難しい内容を易しく説くのが一番難しいと言われましたが、本書は難しい内容をたいへんわかり易く読んでいただける、まさに天風先生の面目躍如たる実践哲学書です。 【PHP研究所】
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