
人生100年時代の年金戦略 (日本経済新聞出版)
田村正之
日経BP / 2018-11-21
この本について
年金の話って、調べるほど気持ちがざわつくというか、「どうせ自分たちの世代は損なんでしょ…」みたいな思いがつきまといませんか。僕も数字を見るたびにぼんやり不安が増えていくタイプなんですが、この本を読んで少しだけ視界が晴れた気がします。楽観じゃなくて、仕組みを具体的に理解できたから落ち着いた、みたいな感覚です。 たとえば「支える側と受け取る側のバランスが永遠に悪化していくわけじゃない」とか、繰り下げ受給がどれくらい現実的に効くのかとか、厚生年金に入って働くという選択が60代の将来にどう響くのかとか、想像のレベルではなく数字でつかめます。特に、自営業やフリーの人が国民年金を払わないことでどれだけ“本来もらえるはずのもの”を自分で手放してしまっているか、ここはかなり刺さる人が多いはずです。税金や控除の仕組みも「知らないまま損する」ポイントを丁寧に拾ってくれていて、読んだ後の行動が具体的に変わります。 僕自身、60代以降をどう働くかなんてまだ決められないけど、「どの働き方なら年金が増えるのか」「逆に何をすると損なのか」を現実的な条件で理解できたことで、将来の選択肢がはっきりしました。誰かを鼓舞するような内容ではないんですが、淡々と仕組みを知るだけで不安の質が変わるんだなと感じています。 自分の老後が“なんとなく不安”のまま止まっている人にとって、現実を落ち着いて見直すきっかけになる本だと思います。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第1章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの41%が集中しています。
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