
右脳思考 内田和成の思考
内田 和成
この本について
仕事で決めごとが進まないとき、「理屈は通っているのに、なぜかうまくいかない…」という感覚に出会うことが多いと思います。相手が納得していない、空気が変に重い、自分の中でも説明しきれない違和感が残る。ロジカルシンキングだけでは回収できない、あのモヤモヤです。僕自身、この手の“言語化しきれない部分”にどう向き合うかがずっと課題でした。 『右脳思考』が面白いのは、直感を特別扱いせず、仕事のプロセスにどう組み込むかを淡々と示してくれるところです。例えば、最初に直感で「なんかおかしい」と感じることをむしろ出発点にして、あとから左脳で理屈を整えるという流れ。逆に相手が感情から反対しているときは、いきなり論破を目指さず、まず“気に入らない理由”の部分に寄り添うこと。こういう具体的な場面の説明が多く、読んでいると「そうそう、そこが一番困るんだよ」と頷きながら、自分の行動を少し変えてみようという気持ちになります。 特に刺さったのは、意思決定は論理の綺麗さよりも“腹落ち”のほうが効く、という視点です。会議に持っていく前に誰が不安を抱えているかを把握する、反対されたら二度目の提案で相手の本音を探る、といった地に足のついた動き方は、現場に戻った瞬間から試せます。 ロジックだけで説明しきれない人間くささに悩んでいる人、あるいは直感をどう扱うべきか判断に迷っている人にとって、ちょうどいい一冊だと思います。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第1章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの60%が集中しています。
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