
クルーシャル・カンバセーション −−重要な対話のための説得術
ケリー・パターソン, ジョセフ・グレニー, ロン・マクミラン, and アル・ス ウィッツラー
Pan Rolling Inc / 2018-12
この本について
仕事でも家庭でも、「ここ大事なんだけど、言ったら揉めそうだな」と感じて飲み込んだことって多いですよね。黙れば平和に見えるけれど、内側ではモヤモヤが膨らんでいく。言えば正面衝突、黙れば自滅。この二択に追い込まれる感じ、僕もよくわかります。 この本が面白いのは、「人は大事な場面ほどアカゲザル並みの思考になる」という話を真面目に扱っているところです。いちばん重要なタイミングで、怒鳴るか逃げるかのスイッチしか押せなくなるのは、人間の設計そのものらしい。だからこそ、適切に話すための“手本”や“準備”が必要になるんだと腹落ちしました。特に、相手と自分が持つ「認識のプール」をどう広げるかという視点は、単に勇気を出して言えばいいという話ではなく、具体的な行動につながる感じがあります。 読んでいて印象的だったのは、著者が学生時代に教授へ正直に「その授業は今の自分には優先度が高くない」と伝えたエピソード。普通なら空気を読んで濁すところで、ちゃんと敬意を保ちながら自分の事情を差し出すと、むしろ関係が深まったという話でした。怖いけど、こういう“逃げずに対話する”姿勢が、後々の後悔を減らすんだと思います。 「大事な話題になるほど体が勝手に逃げ腰になる」「話し合いたいのに、毎回うまくいかない」そんな人には刺さると思います。僕自身、これを読んでから、まずは深呼吸して“自分が本当に望んでいること”を確認してから話すクセがつきました。完璧には程遠いですが、少なくとも前よりは逃げなくなっています。
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ハイライト密度
多くの読者は第1章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの49%が集中しています。
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