
まじめな人ほど報われない!? コーチング医が教える生きづらさを解放する未来型メタ思考
清水 なほみ
この本について
仕事でも人間関係でも、「また同じところでつまずいてる気がする…」というモヤモヤってありますよね。原因は分からないけれど、目の前の出来事に振り回されて疲れてしまう。まじめに頑張っているつもりなのに、報われている感じがしない。僕自身、そういう時期が長かったので、読者の方の悩みとほぼ同じ場所に立っていました。 この本が面白いのは、「いま起きている出来事」そのものよりも、「どんな目線でそれを見ているのか」を丁寧にひっくり返してくれるところです。たとえば、すぐに行き止まりに感じてしまうのは“未来の行き先”がぼんやりしているだけで、タクシーで「行きたくない場所」ばかり伝えているようなものだ、という説明が妙に腑に落ちました。また、嫌な感情を押し込めるほど、あとで別の形で出てくるという話は、思い当たることが多すぎます。出てきた感情を「処理すべき問題」ではなく「メッセージ」として扱う、というだけでも行動が少し変わります。 さらに、印象に残ったのは「自分原因」の捉え方が、自己責任論とはまったく違うという点です。起きた出来事を“どう自分が扱っていたからそう見えていたのか”という視点に切り替えると、過去の解釈そのものを安全に作り直せる。繊細さや欠けている部分を隠すのではなく、“どう活かすか”に意識が向くのも、この本ならではの感覚でした。 まじめに頑張っているのに報われない感覚を抱えている人、あるいは「受け身のままではいたくない」と思いながら方法が分からない人には、静かに効いてくる一冊だと思います。自分の特等席を探す作業を、無理なく始められます。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第3章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの19%が集中しています。
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