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腸と森の「土」を育てる~微生物が健康にする人と環境~ (光文社新書)

腸と森の「土」を育てる~微生物が健康にする人と環境~ (光文社新書)

桐村 里紗

光文社 / 2021-08

累計読者数17
平均ハイライト数 20.7件/人
推定読了時間 約6時間43分
star総合評価 60/100
start序盤集中型
check_circle推定完走率 24%

この本について

最近、「食べているはずなのに整わない」「情報が多すぎて何を信じればいいのか分からない」という声をよく聞きます。自分でも、腸の不調と環境の話が頭の中でバラバラのまま放置されていて、どこから手をつければいいか分からない時期がありました。 この本は、腸の状態と土壌の状態が“ほぼ同じ仕組みで動いている”という視点をくれる一冊です。たとえば、腸内細菌の多様性が健康の鍵になるように、森や畑の土も多様性を失うと一気に弱る。加工食品が腸の多様性を奪うのと同じように、単一作物中心の農法が土地を痩せさせていく。こうやって人と環境の問題が一本の線につながると、自分の生活で変えられる範囲が見えてきます。 もう一つ刺さったのは、「消化管は体外」という考え方です。食べ物だけでなく情報の取り込みすぎも負荷になる、と言われると、休ませる時間を意識する理由が腹落ちしました。ファスティングの是非というより、「インプットを減らして回復の余白をつくる」という感覚に近いです。 自分の体の調子と、日々の選択が環境にどうつながるかを一度整理したい人に向く本です。大げさな解決策ではなく、視点の組み替えをくれる内容でした。

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書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more

出版社による紹介

人にとって最も身近な自然環境は「腸内環境」であり、そこは人が根を下ろす「土」にあたる。土壌に暮らす微生物が、食べ物と共に腸内に移住したものが腸内細菌の起源であり、人は今でも「食べる」ことを通して、外的な環境と接続しているのだ。日々の食べ物が腸内の土作りの材料になり、消化や腸内細菌による発酵を通じ栄養豊かな土となる。それはまるで、森の落ち葉や動物の死骸から腐植土が作られるシステムと同じである。本書では近年明らかになっている腸内環境と心身の不調との関連について、最新情報を伝えつつ、人と地球の土を同時に改良する食べ物の選択の重要性と具体的方法を「プラネタリーヘルス」の観点から説く。近代農法や畜産が環境に与える甚大な影響と、それを解決する農業や食の未来も伝える。
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