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神は詳細に宿る

神は詳細に宿る

養老 孟司

青土社 / 2019

累計読者数4
平均ハイライト数 9件/人
推定読了時間 約3時間50分
star総合評価 61/100
trending_up後半加速型
check_circle推定完走率 83%

この本について

最近、「自分が何を基準に動けばいいのか分からない」という声をよく聞きます。仕事でも子育てでも、制度や数字に合わせて生きているうちに、自分の感覚がどこにあるのか見失ってしまう感じ。僕自身も、情報は山ほどあるのに、根っこがつかめないまま焦っていた時期が長くありました。 養老孟司さんの『神は詳細に宿る』は、その“根っこが見えないモヤモヤ”にゆっくり効いてくる本です。自然からしか利益は生まれないという話を読むと、日々の「効率よく回さなきゃ」という思考がいかに制度側に引っ張られているかに気づかされますし、社会脳と非社会脳の切り替えの話は、自分がなぜ目の前のタスクに集中できない日があるのかを、妙に腑に落ちる形で説明してくれます。教育の話や、本音と建前が5割ずつに収束するという指摘も、自分の普段の行動に照らし合わせると、ちょっと苦笑しつつも納得してしまうところが多いはずです。 この本は「新しい知識を覚える」というより、世界を見る焦点が少し変わる感じがあります。詳細を見るほど世界が広がるという感覚も、読み終わって数日たってからじわじわ来ます。表面的な正しさよりも、自分の感覚をもう一度取り戻したい人には特に刺さると思います。

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書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more

出版社による紹介

私たちはこれからどこへ向かうのか?進化理論、科学信仰、戦争体験、国際情勢、気候変動、市場経済...日本を代表する解剖学者が、あらゆる現象を論じつつ、ヒトの意識を「解剖」する。『唯脳論』から30年。ニヒリズムに陥らないための現代社会の手引き。半自伝的エッセイ集。
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