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半分生きて、半分死んでいる (PHP新書)

半分生きて、半分死んでいる (PHP新書)

養老 孟司

PHP研究所 / 2018-02-15

累計読者数10
平均ハイライト数 8.3件/人
推定読了時間 約2時間11分
star総合評価 51/100
menu_book精読型
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この本について

最近、「頭では分かってるのに動けない」とか、「情報ばかり増えて、現実の感覚がどんどん遠のいていく気がする」という声をよく聞きます。自分も同じで、考えすぎて足が止まる時期が長くありました。そんなときに読んだのが、養老孟司さんの『半分生きて、半分死んでいる』でした。 この本が効いたのは、まず“言うこと”ではなく“すること”に意識を戻してくれたことです。どれだけ言葉を並べても、自然やモノは動かない。自分の行動だけが残る、という当たり前のことを改めて突きつけられます。もうひとつは、環境や社会を「自分とは別のもの」と見る癖に気づかせてくれるところ。田んぼの米を食べればそれは自分になる、という話は笑えるのに、どこかで姿勢を変えざるを得ない説得力がありました。そしてもう一つ、現代の便利さのなかで身体や感覚をほとんど使わなくなっている、という指摘。これを意識してから、散歩や料理のような小さな行動が、以前より落ち着きを取り戻す手がかりになりました。 「何をやれば正解なのか」ではなく、「自分はいま何を感じて、どう動くのか」に立ち返りたい人に刺さる本です。考え疲れたときの、ちょっとした視点の位置直しにちょうどいい一冊でした。

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書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more

出版社による紹介

ある大学で「養老さんじゃないですか、もう死んだと思ってました」と話しかけられた著者。「要するにすでに死亡済み。そう思えば気楽なもの」と嘯き、超越した視点で「意識」が支配する現代社会の諸相を見つめる。人工知能が台頭する時代に「コンピュータは吹けば飛ぶようなもの」と語り、平成においては「万物が煮詰まった」と述べ、人口や実体経済の限界が見えた時代の生き方を考える。現代の問題は「一般論としての人生と、個々の人生の乖離」と述べ、一般化からこぼれ落ちた個々の生へ眼差しを向ける。真理は0と1の間に落ちる。宙ぶらりんの立場で、現代人の盲点を淡々と衝く一冊。 【目次より】●人文学で何を教えるか ●禁煙主義者として ●永遠の杜 ●人工知能の時代に考える ●虫と核弾頭 ●人口が減る社会 ●状況依存 ●米軍の「誤爆」 ●意識をもつことの前提 ●老人が暮らしにくい世の中 ●地味な仕事への対価 ●「平成」を振り返る 【PHP研究所】
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