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サブマリン (講談社文庫)

サブマリン (講談社文庫)

伊坂幸太郎

講談社 / 2019-04-16

累計読者数4
平均ハイライト数 14.8件/人
推定読了時間 約3時間52分
star総合評価 53/100
menu_book精読型
check_circle推定完走率 34%

この本について

子育てでも仕事でも、「これで合ってるのかな」と胸のどこかがずっとざわつく時期ってありますよね。正解が分からないまま動いて、あとで反省したり、周りとの距離感に悩んだり。頭では分かっていても、感情のほうが先に苦しくなる、あの感じです。 『サブマリン』を読むと、そのモヤモヤの輪郭が少しだけ言語化されます。大人だって気まぐれで動くし、環境によって発言の受け取られ方が変わるし、誰もが何かと戦いながら生きている。そんな当たり前のことが、物語のなかで具体的な人間関係として描かれていて、「そうだよね、きれいごとじゃ済まないよね」と肩の力が抜けるんです。また、正直に話せない場面や、同情や優しさを向けられた時の微妙な揺れなど、自分でも説明しづらい感情をそのまま拾ってくれる描写が多く、読んでいて妙に安心します。 この本は、人生を劇的に変えるようなタイプではなく、むしろ「悩んだままでも前に進んでいける」と静かに示してくれる存在です。完璧な家庭も、完璧な大人もいないという前提で、それでも人は関わり合いながらやっていく。その現実の温度に救われる人は多いと思います。 迷ったままでも立ち止まりたくはない、そんな人に刺さる一冊です。

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書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more

出版社による紹介

家裁調査官・陣内と武藤が出会う「少年たち」。報道される事件と、実情が違っていることは少なくない。『チルドレン』から、12年。罪と罰をめぐるものがたり。
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