
京大変人講座―――常識を飛び越えると、何かが見えてくる (三笠書房 電子書籍)
酒井 敏, 小木曽 哲, 山内 裕, 那須 耕介, 川上 浩司, 神川 龍馬, 山極 寿一, and 越前屋 俵太
この本について
便利さに囲まれているはずなのに、気づくと気持ちが平坦になっていたり、「考える前に答えが出てしまう感じ」がどこか息苦しい。仕事でも、人間関係でも、正しさより“決められた通りに動く安心”を求めてしまう時があります。僕自身もそこにハマってしまって、「なんでだろう」と抜け道を探していました。 この本は、そんな閉塞感に対して「不便さ」や「無計画さ」を別の角度から見せてくれます。たとえば、多少不便なほうが人はしくみを理解しようとし、結果として自分の判断力やモチベーションが上がるという話。あるいは、関係性も組織も、綺麗すぎる構造より“ぐちゃぐちゃでバイパスだらけ”のほうが強いという視点。予測不能な世界を前提にしつつ、自分の頭で考え直す余白を取り戻す感じがあります。 読んでいて一番刺さったのは、「対話しながら孤独になる」という表現で、他人の意見を受け取りつつも、自分だけの考えへ跳躍していく姿勢がすごく現実的だったこと。便利だから楽、ではなく、楽じゃないけど楽しい状態をどう作るか。そのためのヒントが点ではなく、いろんな分野から散りばめられている一冊です。 効率や最適化にどこか疲れてきた人に、静かに効くと思います。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第7章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの30%が集中しています。
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