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日本人は「やめる練習」がたりてない (集英社新書)

日本人は「やめる練習」がたりてない (集英社新書)

野本響子

集英社 / 2019-06-22

累計読者数3
平均ハイライト数 42件/人
推定読了時間 約1時間49分
star総合評価 79/100
trending_up後半加速型
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この本について

最近、「やめたいのにやめられない」とか、「正しい選択をしているはずなのに息苦しい」とか、そんなモヤモヤを抱えたまま日々が過ぎていくことが増えました。僕自身も、昔から「途中で投げ出さないことが美徳」みたいな空気に縛られてきたタイプなので、何かをやめる判断をするだけで妙に罪悪感が出てきます。でも、その感覚って本当に自分のものなのか、とふと思う瞬間があります。 『日本人は「やめる練習」がたりてない』を読んで、抜粋に刺さった人はきっと同じところで引っかかっているはずです。マレーシアでは「辞めぐせ」が普通で、子どもでも「自分で決めて、自分で引き受ける」経験が早くから積まれる。対して日本は、一斉に進み、一斉に揃える仕組みの中で、失敗する練習も、途中で方向転換する練習もほとんどできない。この対比が、自分の思考停止ポイントを鏡のように映してくれます。また、人によって価値観が違いすぎる環境に放り込まれると、「正しさ」にしがみつく意味のなさがよく分かって、他人の目に縛られる時間が少しずつ減っていく感覚もあります。 この本は、劇的に人生を変えてくれる類のものじゃないけれど、「あ、自分はここで固まっていたんだな」と気づくきっかけにはなるはずです。特に、自分の気持ちよりも「こうあるべき」を優先しがちな人には、静かに効いてきます。自分の判断で動く練習を、どこから始めればいいか迷っている人に刺さる一冊です。

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書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more

出版社による紹介

2018年6月、「多くのひとは辞める練習が足りてない」というツイートが数万回もリツイートされ話題になった。その反響が浮き彫りにしたのは、「日本にはやめられなくて苦しんでいる人がたくさんいる」ということ。いじめ、自殺、ハラスメント……日本のこれらの問題は「やめられない」「逃げ場がない」ことが深刻化の原因だ。一方、このツイートをした著者の住むマレーシアは「仕事や学校が嫌ならすぐやめる」人も多く、それでも社会は回っている。多様性にあふれ、怒る人が少ない寛容な“ゆるい”国に今、日本から移住・留学する人が増えている。そのマレーシア人の考え方、驚きの教育制度など、日本とは別の世界を紹介する。 ≪著者がマレーシアで出会った驚きの常識≫●クラスメートの年齢がまちまち。5歳と8歳が1年生 ●試験は厳しく落第あり。逆に飛び級できる学校も ●学校に行かずホームスクールで好きなことだけ勉強する子も ●同じクラブ活動を続けてはいけない学校がある ●信号機が壊れていたら、譲り合ってテキトーに行く ●飛行機が何時間遅れても怒らず、近くの人と名刺交換&談笑 ●小学生が政治について議論する(本書より要約して抜粋)
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