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超約ヨーロッパの歴史【mobi_リフロー版】

超約ヨーロッパの歴史【mobi_リフロー版】

ジョン・ハースト, 倉嶋雅人, and 福井憲彦

累計読者数4
平均ハイライト数 11件/人
star総合評価 49/100
start序盤集中型
check_circle推定完走率 34%

この本について

歴史の本を読んでいて、「結局ヨーロッパって何者なんだっけ」とモヤっとすることがありました。古代ギリシャとローマがあって、キリスト教があって、ゲルマン人がいて、近代になるとナショナリズムや産業化が絡んでくる。頭では知っているつもりなのに、一本の線としてつながらないまま止まってしまう感じです。 この本を読んで救われたのは、「ヨーロッパの歴史=混ざりもの」という視点を持てたことでした。ギリシャの“世界は論理的”という発想、キリスト教の“救済”の価値観、ゲルマン戦士の“戦いへの誇り”という、どう考えても同居しづらい価値が千年以上同じ鍋で煮込まれていく。その過程で、中世が生まれ、ルネサンスが起き、啓蒙思想やロマン主義が振り子のように揺れ動く。断片で知っていた出来事が、価値観の衝突として一本につながっていきました。 特に、絶対君主が「好き勝手に振る舞った暴君」ではなく、法律と秩序の中で動いていたという説明や、ナショナリズムが“宗教の代わり”として機能したという視点は、現代のニュースを見ていても腑に落ちるところが多かったです。過去の出来事を外側から眺めるのではなく、人々がどんな前提で世界を見ていたのかが立体的に掴めるので、歴史のストーリーが急に生々しく感じられます。 「できごとの羅列じゃなく、価値観の流れとして歴史を見たい人」に刺さる一冊です。

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