
ティム・クック-アップルをさらなる高みへと押し上げた天才
リーアンダー・ケイニー and 堤 沙織
SBクリエイティブ / 2019-08-21
この本について
仕事で判断を迫られるたびに、「正解がどこにあるのか」「準備ってどこまでやればいいのか」と迷うことが多いんですよね。自分の軸を決めたいのに、周りのスピードに合わせてばかりで、気付けば目の前の数字だけを追ってしまう。そんなときに読んだのが、このティム・クックの伝記でした。 読んで一番効いたのは、クックが“世界を見つけたときより良くして渡す”という考え方を、綺麗事ではなく実務レベルに落としているところです。環境問題やサプライチェーンなど、向き合うと重たいテーマにも正面から取り組み、途中経過でも公開する。企業だからこそできる責任の取り方って、こういう姿勢なのかもしれないと視界が開けました。 もう一つは、準備への徹底したこだわりです。好機は選べないけれど、迎える体制は整えられる。自分の仕事でも、目の前に来た“偶然のタイミング”を活かせた瞬間って、たいていその前の地味な積み重ねのおかげだったなと思い出させられます。 そして何より、ミスや批判に対して素直に謝る姿勢。ジョブズ時代とは対照的で、理想だけでなく「人としてどう振る舞うか」を大事にするリーダー像が描かれていて、自分の弱さとの付き合い方まで考えさせられました。 肩書より価値観で仕事をしたい人、そして「自分らしいリーダーシップって何だろう」と悩んでいる人に刺さる一冊だと思います。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第3章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの18%が集中しています。
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