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人口で語る世界史 (文春e-book)

人口で語る世界史 (文春e-book)

ポール・モーランド and 渡会 圭子

文藝春秋 / 2023-02-07

累計読者数4
平均ハイライト数 13件/人
推定読了時間 約5時間11分
star総合評価 55/100
menu_book精読型
check_circle推定完走率 50%

この本について

最近、日本の将来について考えるたびに、「人口が減るって、具体的にどんな影響があるんだろう」とぼんやり不安になることが多いです。年金や労働力といった話はよく聞くけれど、結局のところ何が問題なのか、自分の中で整理しきれないまま日々のニュースだけが流れていく感じがあります。 『人口で語る世界史』は、そんなモヤモヤをいったんほどいてくれる本でした。出生数・死亡数・移民というシンプルな要素だけで、国の行き先が驚くほど変わる。その視点で世界史を読み直していくと、たとえばアメリカでなぜトランプが支持されたのか、なぜヨーロッパで移民の議論がここまで大きくなるのか、日本が「高齢化トップランナー」として何に直面しているのかが、地続きの話としてつながってきます。読みながら、自分が抱えていた「人口って結局どういう問題?」という漠然とした疑問が、具体的なイメージに変わっていきました。 特に、日本が世界でも珍しいスピードで高齢化している理由や、出生率が下がる背景に女性の教育や働き方がどう影響しているのかといった部分は、日常の実感と歴史の流れが重なるところで、静かに刺さりました。何を優先するかによって政策も未来像も変わる、という冷静な視点も心地よかったです。 世界の動きを「人口」という軸で見てみたい人、ニュースの断片がうまくつながらないまま不安だけが積もっている人に、ちょうどいい一冊だと思います。

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書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more

出版社による紹介

人口を制する者が、世界を制してきた── ロンドン大学・気鋭の人口学者が“人口の大変革期”に当たる直近200年を叙述。全く新しい教養書の誕生。 ・産業革命のもといち早く人口を増加させた英国は、植民地政策のもと世界の覇権を握った ・猛追するドイツとロシア。人口膨張への脅威が各国を戦争へ駆り立てる ・ヒトラーによる優生学。人口増との大いなる矛盾のゆくえ ・日露戦争に勝利した大日本帝国は、世界の人口大国へ ・超大国アメリカの出現。人種・移民問題を端緒とする翳りとは ・戦後の復興も遂げた日本が、世界に先駆けて少子高齢大国へ陥った本当の理由 ・王者・中国の14億人パワー。だが一人っ子政策の後遺症が。インドはいつ追い抜くか 「人口」に対して、「技術革新」「経済」「地政学」「為政者」「戦争」「宗教」「イデオロギー」「移民」「医療の進歩」「女子教育」「自己決定権」などの様々なファクターを掛け合わせ、アカデミックな裏づけのもと一般読者向けに書き下ろした決定版。 解説・堀内勉 ※この電子書籍は2019年8月に文藝春秋より刊行された単行本の文庫版を底本としています。
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