
未完の資本主義 テクノロジーが変える経済の形と未来 (PHP新書)
ポール・クルーグマン, トーマス・フリードマン, デヴィッド・グレーバー, トーマス・セドラチェク, タイラー・コーエン, ルトガー・ブレグマン, ビクター・マイヤー=ショーンベルガー, and 大野和基
PHP研究所 / 2019-09-13
この本について
最近、「働く意味が見えにくい」「技術の進歩がむしろ息苦しい」と感じることが増えました。時間は足りないはずなのに、もし自由時間が増えたとしても、何をしたいのか自信がない。そんなモヤモヤを抱えたまま日々を回している人、多いと思います。正直、僕もその一人です。 『未完の資本主義』は、今の社会に対して抱いている違和感を、いきなり解決するというより“位置づけ”してくれる本でした。読者の方が保存していた「未来の課題は退屈」という言葉や、「中間層の凋落の背景に孤独がある」という指摘は、自分がぼんやり感じていた不安の正体を言語化してくれます。また、ベーシックインカムやコミュニティの話のように、制度や政治の問題と思っていたものが、結局は「どう生きたいか」に直結していることにも気づかされました。 特に心に残ったのは、仕事が増えているのに文化や遊びが痩せていく社会の描写です。ここを読んで、忙しさそのものより、「創造する時間が奪われていること」に疲れていたんだと気づきました。テクノロジーや市場をどう使うかは、結局は人間側の想像力に戻ってくる。そんな視点を取り戻させてくれる一冊です。 とくに「いまの働き方や社会の流れに名前をつけたい人」に刺さると思います。
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多くの読者は第9章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの14%が集中しています。
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