
発達障害は食事でよくなる
溝口 徹
青春出版社 / 2019-09
この本について
最近、集中力が続かなかったり、子どもの気分が安定しない理由がよくわからなくて、なんとなく食事なのかな…と思いつつも、何をどう変えればいいのか掴めないまま時間だけが過ぎることってあります。自分でも同じように迷ってきて、「体質ってどうにもならないのでは?」と半ばあきらめ気味だった時期に読んだのがこの本でした。 特徴的なのは、食事や生活習慣の変更を“魔法のように効く何か”としてではなく、具体的な体の仕組みと結びつけて説明してくれるところです。血糖値が乱高下すると落ち着かなさが増えるから、甘い飲み物を避けるよりもまず「少量をゆっくりとる」。小麦や乳製品の影響が気になるなら、いきなり全部抜くのではなく、腸の状態を確認しながら段階的に変える。そして、エネルギー不足が起きないように脂質をしっかりとる。このあたりは、読者が保存している抜粋にも多く出ていて、「何をやればいいのか」が行動レベルまで落ちているのが印象的でした。 もちろん、医学的な判断が必要な領域もあるので、著者も医師の指導のもとで進めることを勧めています。ただ、日々の食事や休み方の工夫で、体調や気分の波が少し整う可能性があるなら、そこから試すのも悪くないと感じました。特に「自分や家族の不調が、気合や性格の問題だけではない気がしている人」には刺さると思います。 食事を変えることそのものよりも、体の反応を丁寧に見ながら調整していく姿勢を教えてくれる一冊でした。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第9章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの18%が集中しています。
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