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もし文豪たちがカップ焼きそばの作り方を書いたら (宝島SUGOI文庫)

もし文豪たちがカップ焼きそばの作り方を書いたら (宝島SUGOI文庫)

神田桂一 and 菊池良

宝島社 / 2018-09-06

累計読者数4
平均ハイライト数 6.3件/人
推定読了時間 約3時間24分
star総合評価 48/100
boltライト読書型
check_circle推定完走率 51%

この本について

仕事で気が張りつめていたり、日常がパターン化してくると、「なんでこんな些細なことにも余裕がないんだろう」と感じる時があります。カップ焼きそばみたいな簡単な手順ですら、妙に雑にこなしてしまったり、逆にぼんやり三分を持て余したり。そんな自分にちょっと笑えて、でもどこか救われる瞬間ってありますよね。 この本は、まさにその隙間に入り込んできます。文豪たちの語り口でただのカップ焼きそばを作るだけなのに、やたら大げさで、妙に切なくて、ときどき格調が高すぎて意味が分からない。その「無駄さ」と「真剣さ」の混ざり方が、読んでいるこちらの肩の力を抜いてくれます。三分待つだけの行為を、羅生門の下人みたいに使命感で捉えるのもいいし、村上春樹っぽい視点で「ただ見ているだけ」にしてみるのもいい。自分の中の硬くなった部分に、少し別方向の光が差す感じがあるんですよね。 さらに、このタッチの違いを読み比べていると、「同じ出来事でも、視点が違うだけでこんなに世界が変わるのか」と実感します。仕事で行き詰まった時に発想を切り替える練習にもなるし、日々の単調さをちょっと遊びに変える余白もくれます。文豪の名前を知らなくても大丈夫で、むしろ「些細なことを面白がれる人」にこそしっくりくると思います。 カップ焼きそばというどうでもいい出来事を、ここまで多彩に料理して見せてくれる本はなかなかありません。気持ちにゆとりがない時こそ、三分だけ別の視点に浸かってみると案外リセットされるものです。

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書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more

出版社による紹介

太宰治、芥川龍之介、村上春樹、又吉直樹、シェイクスピア…日本と世界の文学者をはじめ、芸能人など110人が、多彩な文体でカップ焼きそばの作り方を綴ります。かやく、湯切り、ソース…3分間に込められた状況から心象風景まで、バラエティ豊かに繰り出される、至高の知的サブカルエンタメです。画風模写イラスト、田中圭一描き下ろしの8人も見どころ。異色のベストセラー待望の文庫化!
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