
「やる気」を科学的に分析してわかった小学生の子が勉強にハマる方法
菊池洋匡 and 秦一生
実務教育出版 / 2019-11-01
この本について
子どもの勉強って、やる気が出たり消えたりで、こちらの声かけも毎回手探りになりがちですよね。「褒めたいけど結果ばかり見てしまう」「ゲーム化しろと言われても、そんなアイデア出ない」といったモヤモヤ、すごくわかります。自分も同じように悩んでいて、この本に出会ってようやく“子ども側の理屈”が少し見えてきました。 特に刺さったのは、子どもが反発するのは性格ではなく、自律性を奪われたときに起きる心理だという話です。宿題を「いつやるか」を一緒に決めるだけで前向きになる例や、同じ算数でも「図形パズル」と言い換えるだけで食いつきが変わる場面は、明日からそのまま使えるリアルさがありました。また、叱るときも褒めるときも「行動」を見て伝えるほうが改善につながるという指摘は、結果に一喜一憂していた自分には大きな視点の転換でした。 さらに、記憶はテキストより体験で残りやすいという話や、親が勉強している姿そのものが子どものやる気を引き出すという点は、ちょっと肩の力が抜けるというか、「全部を親がコントロールしなくてもいいんだ」と思わせてくれます。子どもがサボったり不機嫌になったりするのも、単なる“悪い子”ではなく、感情をうまく扱えずに困っているだけという捉え方も救いでした。 「つまらないから勉強したくない」という、子どもにとっては当然の気持ちとどう向き合えばいいかを、現実的な工夫で示してくれる本です。 子どもの“やる気スイッチ”を力づくで探すのに疲れた人ほど、息がしやすくなると思います。
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