
AI白書 2020 (単行本)
独立行政法人情報処理推進機構 AI白書編集委員会
角川アスキー総合研究所 / 2020-03-02
この本について
AIまわりの話って、どうしても「用語が先に立って全体像がつかみにくい」というモヤモヤがありますよね。実務でAIを触っていても、クラウドなのかエッジなのか、匿名化やプライバシーはどこまで考えればいいのか、そもそも日本に勝ち筋はあるのか…と悩み続ける感じ、よくわかります。 この本は、そうした迷いを「専門外でも地に足つけて判断できる状態」にしてくれるところがありがたいです。例えば、推論をクラウドに送るのかエッジで処理するのかという現実的な設計判断が、デバイス性能や通信の信頼性とどう結びつくのかが整理されていて、自分の案件に引き寄せて考えやすくなります。また、k-匿名性や差分プライバシーといった概念も、単なる言葉ではなく、実運用で何が起きるのかがイメージしやすい形で紹介されています。そして意外と刺さるのが、「日本の強みはサイズではなくクオリティ」という視点。技術の未来像だけでなく、どこにチャンスがあるのかを冷静に示してくれます。 派手さはないですが、AIをどう活かすかで毎度立ち止まってしまう人ほど、足元が固まる一冊です。こんな人に刺さると思います。技術の細部とビジネスの現実のあいだで揺れがちな人。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第6章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの29%が集中しています。
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