
化粧品・健康食品業界のためのダイレクトマーケティング成功と失敗の法則
山口尚大
クロスメディア・パブリッシング(インプレス) / 2019-08-22
この本について
化粧品や健康食品のECをやっていると、「商品は悪くないはずなのに、リピートにつながらない」「やることが多すぎて、何から手をつけたらいいのか分からない」みたいなモヤモヤがつきまといます。僕自身も、売上の波に振り回されている時期はずっとこんな感じで、正直どこに問題があるのかも掴めていませんでした。 この本は、そんな“全体像がつかみにくい業務”をひとつずつ見える化してくれる感じがあります。たとえば、コールセンターを単なる窓口として切り離すんじゃなくて、顧客理解の母体として扱うべき理由とか、スマホ経由が8〜9割に達する現実を前提に「スマホファーストで設計しないと離脱が起きる」という当たり前だけど見落としやすい視点とか。あと、商品の改良も担当者の勘ではなく、実際に届いている“声”をどう拾うかが肝なんだと、かなり具体的に書かれています。商品サイズや使い勝手へのちょっとした要望が、実は次の商品企画の種になる、みたいな話はすぐにでも現場で試せるものでした。 読みながら思ったのは、単にマーケティングの「手法」を並べているんじゃなくて、メーカーとして何を内製して何を外に任せるべきか、どこで顧客を理解し、どこで売り方を最適化するか、その線引きが極めて現実的に語られているところです。広告の作り方よりも、その前に考えるべき“仕組みの作り方”に目を向けさせてくれる感じがあります。 化粧品・健康食品のECで、売上が安定しない理由が自分でも説明できないまま走ってきた人には特に刺さると思います。
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多くの読者は第2章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの20%が集中しています。
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