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現代思想2020年9月号 特集=統計学/データサイエンス

現代思想2020年9月号 特集=統計学/データサイエンス

小島 寛之, 三中 信宏, 赤平 昌文, 稲葉 肇, 神林 博史, 喜多 千草, and 北中 淳子

累計読者数4
平均ハイライト数 7.8件/人
star総合評価 35/100
start序盤集中型
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この本について

仕事でデータを見るたびに、「この数字、どこまで信じていいんだろう」とか「モデルって結局、人間の願望で選んでない?」みたいなモヤモヤがどうしても残ることがあります。自分も長くその感覚を抱えていて、でも誰に聞いてもスッキリしないままでした。 この特集を読んで救われたのは、統計学ってもともと“真理を当てにいく学問”ではなく、「いま手元にあるデータの範囲でどの仮説がいちばん筋が通るか」を探る営みだと、はっきり書かれていたところです。足し算するのも、最尤を選ぶのも、独立性を仮定するのも、どれも人間の側の“戦略”だという視点に触れると、モデルの扱い方がだいぶ落ち着きます。AIが出す答えに“意味”が宿らない理由も、信念や願望を含んだ人間の推論と対比すると腑に落ちる部分が多かったです。 さらに、生物や経済のように歴史性を含むデータでは、そもそも実験的な真理追求ができないという話も、日常の分析にそのままつながります。「正解」を探すより、「いまの状況でどの仮説を選ぶのが妥当か」を考える姿勢がようやく腹に落ちました。 数字を扱っているのにどこか不安が消えない人、自分の分析が“正しい”のかいつも迷う人には、静かに効いてくる特集だと思います。

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