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七人のイヴ 上 (ハヤカワ文庫SF)

七人のイヴ 上 (ハヤカワ文庫SF)

ニール スティーヴンスン、日暮 雅通

早川書房 / 2020-04-02

累計読者数3
平均ハイライト数 8件/人
推定読了時間 約6時間43分
star総合評価 39/100
start序盤集中型
check_circle推定完走率 22%

この本について

日々の仕事でも人生でも、「自分の判断って本当にこれで合ってるのかな」と不安になる瞬間がありますよね。先が読めない状況に置かれると、冷静に考えたいのに視野が一気に狭くなる。私もよくその状態になります。 『七人のイヴ』を読んでいて刺さったのは、まさにその“見えない未来への不安”に対して、人間がどう視点を切り替えていくかが具体的に描かれているところでした。月が突然七つに割れ、やがて〈ホワイト・スカイ〉や〈ハード・レイン〉が来ると理解した瞬間、人類は「地上にとどまるか」「宇宙に逃げるか」という極端な選択を迫られます。脚が役に立たない宇宙でどう生きるのか、限られた物資をどれだけ持てるのか、宇宙船をどう量産し、どう連携するのか。抽象的な“覚悟”ではなく、細部レベルで世界が変わる前提に身体ごと適応していく姿が描かれていて、妙に現実感があります。 読んでいると、「不安を完全に消す」のではなく、「状況を正しく捉え直す」ことで行動が変わるんだなと落ち着いてくるんです。未来が見えないときほど、数字や構造を直視して、できる範囲から積み上げていく。そういう地に足のついた視点を、この物語は極限状態の中で見せてくれます。 大げさに励ます物語ではないですが、混乱の中で冷静さを拾い上げたい人に刺さる一冊だと思います。

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書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more

出版社による紹介

ある日突然月が七つに分裂した。その後の月のかけら同士の衝突によって、2年後には無数の隕石が地表に降りそそぐ〈ハード・レイン〉が起き人類は滅亡する。各国政府は。人類の遺伝情報のサンプルや文化遺産のデータを未来に残すため、国際宇宙ステーション(ISS)を核とした“箱舟計画(クラウド・アーク)”を立案した。計画遂行のため、宇宙で生き残る1500人を選抜するべく各国は苦渋の決断を迫られる。人類の未来を俯瞰する破滅パニックSF大作!
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