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流星の絆 (講談社文庫)

流星の絆 (講談社文庫)

東野圭吾

累計読者数5
平均ハイライト数 1.8件/人
推定読了時間 約12時間20分
star総合評価 52/100
boltライト読書型
check_circle推定完走率 90%

この本について

仕事や人間関係でちょっと無理してしまった日の帰り道、「自分だけ責任を背負ってる気がする」とか、「誰かを大事に思うほど、どう距離を取ればいいか分からなくなる」とか、そういうモヤモヤがふと湧いてくることがあります。頭では整理できるはずなのに、胸のあたりだけ重たいままのやつです。 『流星の絆』の抜粋を見ていると、読者が心を留めていたのは、登場人物たちの“揺れ”そのものなんだろうなと思いました。兄としての責任と弱さ、忘れられない誰かへの気持ち、言葉にならない不安が溢れ出す瞬間、自分の感情よりも絆を優先しようとする葛藤……どれも「強さ」と「迷い」が同居していて、読む側の記憶にも触ってくるような場面ばかりです。 この物語が効いてくるのは、正しい答えよりも「揺れながらも前に進んでしまう人間」の姿に触れることで、自分の中の複雑さをそのまま置いておけるところだと思います。人を大切に思う気持ちと、自分を守りたい気持ちが同時に存在していいんだ、と静かに許してくれる感じがある。もうひとつ挙げるなら、長く抱えてきた痛みが、他人の弱さと重なった瞬間に少し形を変えるあの感覚――それが物語の中で丁寧に描かれていて、自分の過去のどこかと自然にリンクしていくところです。 こんな人に刺さると思います。誰かとの関係に揺れながら、「それでも手放したくないものがある」と感じている人。読後の余韻が、自分の中のやわらかい部分をそっと拾い上げてくれるはずです。

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書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more

出版社による紹介

何者かに両親を惨殺された三兄妹は、流れ星に仇討ちを誓う。14年後、互いのことだけを信じ、世間を敵視しながら生きる彼らの前に、犯人を突き止める最初で最後の機会が訪れる。三人で完璧に仕掛けはずの復讐計画。その最大の誤算は、妹の恋心だった。涙があふれる衝撃の真相。著者会心の新たな代表作。
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