
東大の先生! 文系の私に超わかりやすく高校の数学を教えてください!
西成活裕
この本について
数学って、平均を出すだけで安心したくなる瞬間ありませんか。仕事でも「とりあえず平均を見ておけば全体像はつかめる」とつい思いがちなんですけど、実態がまったく見えていないことにあとから気づいて落ち込む、みたいなことが自分でもよくあります。平均がそもそも使えないケースがあるとか、絶対値を使うと微分積分が扱えないとか、言われてみればそうなんだけど知らないまま大人になった概念が多すぎるんですよね。 この本は、そういう「文系として高校数学に置いていかれたまま大人になった迷い」をほどくのがうまいです。平均・分散・標準偏差みたいな統計の基礎を、公式ではなく“なぜそう考えるのか”の順番で説明してくれるので、仕事で数字を見るときの視界が一段クリアになる感覚があります。Σやダミー変数みたいな記号も、「外国語だと思って割り切って読めばいい」という距離感で紹介されていて、背伸びしなくても理解が追いつくのがありがたいところです。 個人的に刺さったのは、「平均値が存在しないこともある」という話。左右に山が二つある分布で平均を語るのは意味がない、という例を読んだとき、数字を見るときの癖が確実に変わりました。ものづくり現場での“2シグマ以内に収めろ”という話も、日常のデータ判断にそのまま応用できるのが面白いです。 数学に苦手意識があるけれど、数字を見る目だけはちゃんと育てたい人に向いている本だと思います。自分と同じように「理解しないまま放置してきた概念」が多い人ほど、噛みしめる場面が多いはずです。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第10章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの19%が集中しています。
読書の順序
この本に似ている本
すべて見る arrow_right_alt読んだ内容を、もう忘れない。
BookNotion Zなら、Kindleのハイライトを自動で保存・整理。Notionにエクスポートして、いつでも振り返れます。
クレジットカード不要









