
最高のデスクワーク―集中力とモチベーションが続くシンプルな仕掛け
猪俣武範
インプレス / 202007
この本について
デスクに向かっているのに、なぜか頭が仕事モードに入らない日ってありますよね。気づけばメールに意識を持っていかれたり、スマホを触ったり、集中できない自分にじわっと落ち込んだり。自分の怠け癖なのか、体調なのか、原因がよく分からないまま時間だけが流れていく感じ、僕もよくあります。 この本が面白いのは、「集中できないのは意志の弱さではなく、仕組みの問題」と言い切ってくれるところです。たとえば、席に戻ってきたときの小さなルーティンを決めておくと、気分のムラに左右されず仕事に入れること。デスクを軽く整えるだけでも側坐核が刺激されて、やる気が戻ってくること。メールチェックの時間を決めるだけで、意外なくらい脳が静かになること。どれも大げさじゃないのに、日常にそのまま持ち込めるものばかりです。 もうひとつ大きかったのは、体調の管理が「集中力の土台」なんだと腑に落ちた点でした。午前中に頭が冴えない日の共通点を思い返すと、睡眠、姿勢、呼吸、運動のどれかが崩れていたりするんですよね。運動でミトコンドリアが増えて疲れにくくなる話や、呼気をゆっくりにして副交感神経を整える話など、地味だけど再現性のある話が多くて、自分でも続けられました。 仕事のやる気が「気分任せ」になってしまう人、自分の集中力に波があることに密かに悩んでいる人には、けっこう刺さると思います。劇的な変化を約束する本ではないけれど、毎日のデスクワークをちょっと軽くしてくれる実践のヒントが、淡々と積み重なっている一冊でした。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第5章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの27%が集中しています。
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