
集中力 パフォーマンスを300倍にする働き方
井上一鷹
日本能率協会マネジメントセンター / 2017-11-30
この本について
仕事に向かおうとしても、頭がザワついて落ち着かない日ってありますよね。やることは山ほどあるのに、どこから手をつければいいか迷って、気づけばスマホをいじって終わっていたり。僕もずっとその繰り返しで、「集中力って才能なのか…」と半ばあきらめていました。 この本が面白かったのは、集中力を“気合”ではなく“整え方”として扱っているところです。まずは不調の原因を取り除くところから始める、という順番がすごく現実的で、いきなり瞑想や高い目標に挑まない理由も腑に落ちました。最初の1週間は生活の「ぜい肉」を落とすことに専念し、情報を入れない時間をつくったり、机周りを片づけてストレスの火種を減らしたりする。たったそれだけでも、作業に入るときの心のノイズが明らかに変わります。 そして、視線の使い方や姿勢の整え方など、環境を少し変えるだけで思考の方向が切り替わる話も、実際にやってみると納得度が高いです。視線を下げるとネガティブに寄り、前を向くと頭が整理される。机の高さを直すだけでアイデアが出やすくなる。こういう“体を入口にした集中”は、意外と取り入れやすいのに効果が残りやすいと感じました。 難しい理論より、「明日ためせる工夫」を積み上げたい人に向いている本です。特に、集中できない理由がよく分からずモヤモヤしている人には、原因の見つけ方そのものが一つの救いになると思います。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第10章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの19%が集中しています。
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