
DtoC After2020 日本ブランドの未来
株式会社フラクタ
この本について
仕事でブランドに関わっていると、「数字は追えているのに、なぜか顧客との距離が縮まらない」という妙な手応えのなさにぶつかることが多いですよね。説明できる施策は打っているし、効率も悪くない。でも、肝心の“らしさ”や“手応え”が育っていない感じが消えない。自分もそこでもがいていた時期に読んだのが、この本でした。 特に響いたのは、結局 DtoC の成功って派手な施策より「ブランドとして一貫した態度を取り続けられるか」に尽きる、という視点でした。顧客が時間を使ってくれる理由は、企業の人格や姿勢に納得しているからで、体験の前後を含めた“物語”ごと届けているかどうかが試される。このあたりの話が、数字に寄りがちな自分の思考をけっこうほぐしてくれました。また、日本の「説明しきれないなら言わない」文化に軽く触れつつ、定量で割り切れない領域こそブランドの核だと示してくれるのもありがたかったです。 さらに、顧客が勝手に参加したくなるようなコミュニケーションの設計や、オンラインでもローカル感を出す工夫など、「実際にどう振る舞うか」というレベルでの具体例が多くて、読みながら自分のプロジェクトに置き換えて考える時間が長くなりました。効率だけでは育たない関係性を、どう長期の接点として設計するか。その視点が欲しい人には特に合うと思います。 ブランドづくりの正解がわからず、施策の判断基準が揺れやすい時期にいる人にこそ、静かに効く一冊です。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第1章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの24%が集中しています。
読書の順序
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