
現場のプロが教える 即戦力をつくる広報PRの教科書
上岡 正明
すばる舎 / 2021-01-27
この本について
広報の仕事を任されたときって、「とりあえずリリースを出せばいいんだよね?」みたいな感じで始めてしまって、結局“お知らせ係”みたいになってしまうことが多いと思います。自分も、新しい情報がない日にどう動けばいいのか、そもそも何を目的にやっているのかが曖昧で、ずっとモヤモヤしていました。 この本がよかったのは、広報PRを“作業”ではなく“設計”として捉え直せたことです。たとえば、配信スタンドに頼るだけではなく、自社に合った送付先を日頃から集めておくという、地味だけど効果が積み上がる動き方が具体的に描かれている点。あるいは、リリースをただ「新商品のお知らせ」で終わらせず、「その情報が社会にどう影響するか」を軸に組み立てる視点が示されている点。こういう一歩踏み込んだ発想は、現場で手を動かしている人ほど刺さると思います。 さらに、編集者やライターの手間を徹底的に減らすという姿勢も印象的でした。オウンドメディアやコンテンツマーケとの連携まで視野に入れて、“相手が使いやすい情報”に仕上げることが、記事化につながる理由がよくわかります。新人だからできない、専門家じゃないと無理、という話ではなく、ノウハウを押さえれば学生でもつくれると断言する感じも励まされました。 広報の仕事に「正解が見えなくて不安」「とにかく動いているけど効果が出ている気がしない」と感じている人には、とくに刺さる一冊だと思います。実務の小さな判断がどう積み上がっていくのかが、かなり現実的に見えてきます。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第1章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの79%が集中しています。
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