
図解まるわかり データベースのしくみ
坂上 幸大
翔泳社 / 2021-01-27
この本について
データベースを触っていると、「この設計で本当にいいのか」「インデックス増やしたいけど重くなるって聞くし…」みたいな小さな迷いが積み重なって、結局どこから手をつければいいかわからなくなることがあります。自分も業務でテーブル構造をいじるたびに、基礎をふわっと理解したまま動かしていることに不安を覚えていました。 この本は、その“ふわっと”していた部分を地に足のついた理解に変えてくれた一冊でした。たとえば、概念・論理・物理という三層のモデルの違いが整理されるだけで、設計時の迷いがかなり減ります。正規化の説明も抽象論ではなく、「りんごの価格を変えるたびに全部書き換えになる」というような、日常の業務で本当に起きる面倒くささから話が始まるので、納得しながら読み進められます。さらに、インデックスが万能ではなく、更新コストやディスク容量の面でデメリットもあると書かれているのも実践的でした。業務で判断に揺れるポイントほど、この本は現実的に書いてくれています。 個人的には、データを一カ所に集めることの意味を「いつでも素早く取り出せる」「複数の事実から新しい気づきが生まれる」という当たり前だけど忘れがちな視点に引き戻してくれたのも良かったです。仕組みを知ることで、日々扱っているデータの見え方が少し変わります。 コードを書きながら「もっと基礎をちゃんと理解したい」と何度も感じたことのある人に、静かに刺さる本だと思います。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第3章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの32%が集中しています。
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