
ビジネス・リサーチ
佐藤 郁哉
東洋経済新報社 / 2021-04-02
累計読者数4
平均ハイライト数 18.8件/人
推定読了時間 約5時間46分
star総合評価 59/100
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この本について
リサーチに関わる仕事をしていると、「そもそも自分は何を明らかにしたいんだっけ?」と途中で迷子になることがよくあります。仮説も立てたはずなのに、いつの間にか結果に引っ張られて都合のいい解釈をしてしまったり、思いつきだけで話を進めてしまったり。自分でも気づかないうちに道を外している感覚、けっこうあると思います。 『ビジネス・リサーチ』は、その曖昧なモヤモヤに手を入れてくる本でした。特に刺さったのは、問いの中心をどう決めるかという話。調査が進むほどに枝葉の問いが湧いてくる中で、「セントラル・クエスチョン」を1つ据えることの重要さが丁寧に書かれていて、作業のブレが減ります。また、仮説は“事前に立てる仮の答え”であって、後から都合よく作ると検証が自己目的化するだけだ、という指摘も痛いほど現実的でした。さらに、文献レビューの扱いも扱いやすく、完璧な文献ばかりを追う必要はなく、問題を抱えた文献からでも手がかりを拾えるという姿勢が、実務にもそのまま効きます。 調査を仕事にしている人だけでなく、「自分の考えがどこでズレるのか」を客観的に見直したい人にも刺さる一冊です。
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