
マーケティングリサーチとデータ分析の基本
中野 崇
すばる舎 / 2018-04
この本について
「リサーチって大事なのは分かるけど、結局どこから手をつければいいのか分からない…」 そんなモヤモヤを抱えたまま、気づけば“調べやすいところ”だけ触って終わってしまうこと、僕も何度もありました。時間をかけた割に意思決定に使えない。あの徒労感はきついですよね。 この本は、まさにその迷いをほどいてくれた一冊でした。特に刺さったのは「インパクトの大きい課題から着手する」というすごくシンプルな原則です。つい目の前のデータに引っ張られがちなところを、まず“何の決定をしたいのか”に立ち戻らせてくれる。3C → 市場・顧客 → 競合 → 再び自社という流れで視点が更新されていく感じも、実務でやると本当に効果があります。自分の思い込みがどれだけ強かったかに気づけるので、分析しているつもりで実は独りよがりだった…という状態から抜け出しやすいんです。 さらに、ビッグデータを無理に扱う必要はない、という現実的なスタンスにも救われました。専門家にならなくても、目的設定と範囲の絞り込みさえできれば、日常の仕事に活かせるリサーチは十分に成立する。その“ちょうどいいライン”を丁寧に教えてくれるところが実務者にはありがたいところです。 自分のリサーチが「調べたのに使えない」になりがちな人にはとても刺さると思います。目的を決めるところから、判断につながるところまでの道筋を実務の目線で整えてくれる一冊です。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第2章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの37%が集中しています。
読書の順序
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