
超加速経済アフリカ―LEAPFROGで変わる未来のビジネス地図
椿 進
東洋経済新報社 / 2021-05-28
この本について
仕事で新しい市場を考えるたびに、「結局どこも飽和していて、伸びしろってどこにあるんだろう…」と手が止まることがあります。自分の想像力が狭いだけなのか、それとも本当に次がないのか。そのモヤモヤを抱えたまま数年経ってしまうこともあります。 この本を読んでまず驚いたのは、アフリカが「情報の少なさゆえに、伸びしろの輪郭が見えていなかっただけ」だとわかったことでした。血液をドローンで運ぶZiplineの話や、スマホだけで完結する送金サービス、既得権益が薄いからこそ本質的なニーズにITがすぐ刺さる構造など、目の前の常識と前提が一気に外れる感覚があります。さらに、一人当たりGDP1000ドル・3000ドル・1万ドルという“発展の段階ごとの変化”が日本の過去と重ねて語られていて、未来を推測するときの具体的な判断軸としてかなり実践的でした。 中国企業やインドの動き、日本の中古車がなぜ受け入れられたのかなど、成功例も失敗例も地に足がついていて、「遠い話」ではなく「もし自分が現地に行ったら、どう観察して、どこを見るべきか」の視点が得られます。特に、当たり前のサービスが当たり前ではない場所でどう価値が生まれるのかは、自分の仕事にもそのまま持ち帰れる感覚があります。 新しい市場に興味はあるけれど、どこから考えればいいかつかめない人に、かなり刺さる一冊だと思います。
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ハイライト密度
多くの読者は第2章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの22%が集中しています。
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