
繁栄のパラドクス 絶望を希望に変えるイノベーションの経済学
クレイトン・M クリステンセン and 依田光江
ハーパーコリンズ・ジャパン / 2019-06-20
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出版社による紹介
"買えない/買わない"が、巨大市場に変わる時—— 最も成長が見込めるのは、貧困をとりまく「無」消費経済である。 C・クリステンセン教授による市場創造型イノベーション論 ■アフリカではなぜ井戸は枯れ、携帯電話は普及したのか? ■日本はなぜあれだけのイノベーションを起こせたのか? ■メキシコの効率化イノベーションはなぜ繁栄をもたらさないのか? [解説]津田真吾 戦後の日本人は、今日の低所得国に暮らす何十億人もの人々と同様に、 きわめて貧しい状況に置かれていた。いまでは遠い昔の話だが、 当時「メイドインジャパン」は信用のおけない粗悪品の代名詞だった。 しかし現在、日本は世界の経済活動の約6%を占める世界第3位の経済大国となっている。 ソニー、トヨタ、ホンダ—— 無消費をターゲットとした企業戦略には、国家の発展につながる大きな可能性が秘められている。そこにはプロダクトのみならず、ローカルの雇用を増やす販売や流通の増強も求められ、繁栄を広範囲に行きわたらせるうえで不可欠な力となるからだ——(本文より抜粋) 世界の経営思想家トップ50(Thinkers50) 破壊的イノベーション論のクリステンセン教授、待望の最新刊! [本書で取り上げる事例の一部] ◆中国の家電メーカーはなぜ世界の電子のレンジ市場の40%を占めるまで成長したのか? ◆なぜ汚職は人々から「解雇」されないのか? ◆ナイジェリアで年間45億食売り上げているインスタント麺はなぜ成功したのか? ◆なぜ市場創造型イノベーションはローカル発信である必要があるのか? ◆政府開発援助(ODA)に4兆ドル以上費やされてなお貧困がなくならないのはなぜか? これからの時代、経済成長は貧困という眠れる巨大マーケットから生まれる—— ◆目次より 序文 [第1部市場創造型イノベーションのパワー] 第1章繁栄のパラドクスとは 繁栄のパラドクスを知る/見落とされている道/4つのセクション 第2章イノベーションの種類 持続型イノベーション/トヨタカムリの持続型イノベーション/サービスの持続型イノベーション/効率化イノベーション/市場創造型イノベーション/ローカル雇用とグローバル雇用/市場創造型イノベーションを成功させる5つのカギ/モデルT効果/「利益」と「雇用」と「文化的変容」/資本の好循環 第3章苦痛に潜む機会 2つの経済の物語/バリアを特定する/現実の苦痛/保険を買おうと思って、朝、目覚める人はいない/世界を席巻した中国の電子レンジメーカー/無消費はどこにでもある/見えないものを「見る」 第4章プル対プッシュ——2つの戦略 プッシュ戦略とプル戦略/驚異のインスタント麺/17年連続で前年比36%の成長/トラムがナイジェリア経済に与えた影響/トラムがナイジェリア経済に引き入れたものの明細/プル(2文字傍点)の力と必要性/自社のインフラから自国のインフラへ/公衆衛生経済/銀行はなくてもバンキング、テレビはなくてもノリウッド/井戸をつくってクビになる者はいない [第2部イノベーションと社会の繁栄] 第5章アメリカを変えたイノベーション物語 新たな産業の誕生/コダック——未来を撮る/フォードのモデルT/バンク・オブ・イタリアからバンク・オブ・アメリカへ/歴史に残るイノベーターたち/イノベーションの文化 第6章アジアの繁栄 ソニー——市場創造マシン/トヨタ——無消費から世界へ/片づいていないジョブから生まれたカローラ/小さなバイク、大きな発展/韓国——繁栄への道 第7章メキシコに見る効率化イノベーションの罠 メキシコの効率化イノベーションの難点/効率化への過剰依存のリスク/15万人の無消費者を掘り起こす/焼き立てパンとイノベーション [第3部障壁を乗り越える] 第8章イノベーションと制度の関係 問題を解決しない方法/制度は文化に追随する/リスクを民主化する/制度改革の失敗例/3つの教訓/卵が先か、鶏が先か/接着剤としてのイノベーション/グレーマーケットから公式経済へ 第9章なぜ腐敗は「雇用」されつづけるのか 腐敗を理解する/なぜ腐敗を「雇用」するのか/第一段階:予測不能であからさまな腐敗/第二段階:予測可能で潜在的な腐敗/第三段階:透明な社会/腐敗大国だったアメリカ/領主と領民/透明性の浸透/「腐敗と闘う」のをやめる/アフガニスタンの例/海賊版からサブスクリプションへ 第10章インフラのジレンマ イノベーションはインフラに先行する/インフラの分類/学校と教育は同義ではない/コストを負担するのは誰か/開発コストを内部化する/政府の役割/コストセンターからプロフィットセンターへ/正しい方程式 [第4部イノベーションにできること] 第11章繁栄のパラドクスから繁栄のプロセスへ プロセスの力/市場創造型イノベーションの5つの原則/繁栄のパラドクスへの解決策 巻末付記新しいレンズで見る世界 部外者の力 インドのポータブル洗濯機/ナイジェリアの低価格薬品/カンボジアの安眠/ガーナの廃棄物発電/メキシコ人のための電気自動車/ナイジェリアのトマト・ペースト/デトロイトのディズニー・ワールド/ルワンダとサブサハラ・アフリカの床材/バングラデシュの発電/ガーナの奇跡の木 現場の開発者たち IDP財団/ハランベ起業家連合/1エーカー・ファンド/安全な水ネットワーク 政府機関 ナイジェリア——雇用を創出する仕事/フィリピン——水ビジネス/ルワンダ——開業のワンストップ窓口/シンガポール——イノベーションによる雇用/メキシコ——ゴミを食料に/インド——フィンテック おわりに 謝辞 日本語版解説
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