
Jobs to Be Done:顧客のニーズを見極めよ DIAMOND ハーバード・ビジネス・レビュー論文
クレイトン・M・クリステンセン, タディ・ホール, カレン・ディロン, デイビッド・S・ダンカン, and DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー編集部
この本について
仕事でもプロダクトづくりでも、数字は山ほどあるのに「結局、何を見ればいいんだろう」と迷うことがよくあります。顧客データは揃っているのに、意思決定の軸がつかめないまま手探りで動いてしまう感じです。僕自身も、相関データを追い続けては「腑に落ちないまま企画が進む」経験を何度もしてきました。 この本が効いたのは、顧客の特徴やペルソナではなく、「その人がどんな状況で、どんな前進をしたいのか」という因果に目を向けさせてくれたところです。住宅の例で、広いリビングよりも“古いダイニングテーブルを手放せるかどうか”が意思決定の核心だったように、表に出てこない葛藤や面倒ごとが行動を左右している。そこに気づけると、プロダクトの改善ポイントが急に具体的になる感覚があります。 また、ジョブは機能だけでなく「経験」や「感情」も含むという視点も、現場では見落としがちです。アメリカン・ガールのように、商品そのものではなく、使う人が得たい経験を起点に考える。これを自分の仕事に当てはめると、今やっている施策の前提がけっこう揺らぎました。 プロダクトの方向性に迷った時、「顧客の行動の理由をもう一度見直したい人」に特にしっくりくる一冊だと思います。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第1章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの19%が集中しています。
読書の順序
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