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ボケ日和―わが家に認知症がやって来た!どうする?どうなる?

ボケ日和―わが家に認知症がやって来た!どうする?どうなる?

長谷川嘉哉、矢部太郎

累計読者数4
平均ハイライト数 152.5件/人
推定読了時間 約4時間48分
star総合評価 75/100
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この本について

親の様子が少しずつ変わっていくとき、「これって認知症なのか」「どこまで自分が頑張るべきなのか」というモヤモヤに、答えが出ないまま時間だけが過ぎてしまうことがあります。運転が急に下手になったり、服の着方がわからなくなったり、帰りたがる場所が“昔の実家”だったり。そういう場面に出くわすと、不安より先に戸惑いが立ち上がるんですよね。 この本は、その戸惑いに“視点”をひとつ足してくれる本でした。たとえば、認知症の症状を「来るとわかっていれば、少し笑える」と言い切るところ。あらかじめ知っておくことで、心のダメージを和らげる余白が生まれる感覚がありました。さらに、介護の世界でよく言われがちな「患者さんファースト」をいったん横に置き、まず介護者が壊れないことを優先すべきだと語る姿勢にも救われます。怒ってしまってもいい、施設に頼ってもいい、と言われると、張り詰めていた自分の背筋が少しだけ緩むんです。 そして何より印象的だったのは、患者さんの“見えている世界”に寄り添うというスタンス。幻覚の内容を否定せず、「で、どんな子?」と自然に話をつなぐ例が出てくるのですが、これは知っているだけで介護の空気がまったく変わるはずです。ちゃんと向き合うけれど、無理をしない。そんな現実的な距離感を教えてくれます。 「親の変化にどう向き合えばいいのか、自分だけ答えを持てていない気がする人」に、静かに効く一冊です。

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