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認知症の人の心の中はどうなっているのか? (光文社新書)

認知症の人の心の中はどうなっているのか? (光文社新書)

佐藤 眞一

累計読者数9
平均ハイライト数 14件/人
推定読了時間 約5時間55分
star総合評価 54/100
start序盤集中型
check_circle推定完走率 28%

この本について

家族のちょっとした変化に戸惑ったり、同じ質問が何度も続くとどう返したらいいのか悩んだり。頭では「病気のせい」と理解していても、こちらの気持ちがついていかない瞬間ってありますよね。自分の対応が正しいのかもわからず、距離の取り方に迷うあの感じです。 この本は「認知症の人の世界がどう見えているのか」を、感情や記憶、アイデンティティの揺れまで含めて、かなり丁寧に言語化してくれます。たとえば、比喩が通じない理由や、周辺視が狭くなることで日常の景色がどう変わるのか。あるいは、同じ質問を繰り返す裏にある「大事な何か」を確認したい気持ち。こういう具体的な視点を知るだけで、こちらの構え方が少し柔らかくなります。 個人的に響いたのは、「会話の満足感は、聞く側ではなく話す側のもの」という指摘でした。つい正しく答えようと力が入ってしまうけれど、本当に求められているのは“話せて安心できる時間”なんだと気づかされます。笑顔で伝わるのは肯定の感情だけでいい、という話にも救われました。 家族の言動に戸惑うことが増えてきた人、そして「どう接すればいいのか迷い続けている自分」を少し楽にしたい人には、静かに効いてくる一冊だと思います。

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書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more

出版社による紹介

「認知症になって記憶が失われても、心が失われるわけではない」とは、よく聞くフレーズです。では、その「心」とは、一体どのようなものなのでしょうか?それを本書では、できる限り具体的に示したいと考えています。心の内を知り、その人の内なる世界を尊重することが、認知症の本質である「生活の障がい」と「孤独」の軽減につながり、幸福につながると信じるからです。―日常会話によって認知症の人を知り、会話を増やすためのツール「CANDy」とは。認知症の人の孤独とプライド、そして苦しみとは。最新の研究成果に基づく、認知症の人の心の読み解き方。
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