
三国志 一の巻 天狼の星 (時代小説文庫)
北方謙三
角川春樹事務所 / 2023-06-18
累計読者数4
平均ハイライト数 5件/人
推定読了時間 約4時間24分
star総合評価 44/100
boltライト読書型
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この本について
仕事でも人生でも、何かを決めるたびに「自分には何もないし、こんな選択していいのかな」と足が止まることがあります。頑張っても評価されるか分からないし、小さな運に振り回される感じもあって、どこに向かっているのかよく分からなくなる。そんなときに北方版『三国志』の一巻を読むと、妙に胸が静かになる瞬間があるんですよね。 劉備が「名もなければ財もない。無からはじめる」と言い切る場面は、力強いというより、むしろ等身大に近い感覚があります。自分の立場に嘆くより、使うべき命の向きをひとつ決める。その姿勢に、迷いが少し整理される。さらに「ちっぽけな運はいらない」と言うあたりは、目先の評価や偶然に右往左往していた自分をそっと俯瞰させてくれるし、孫堅の「大将は先頭を駆ける」という考え方は、仕事で人を引っ張る立場になった時の覚悟を具体的な行動に落としてくれます。 大げさに人生を変えるタイプの本ではないですが、迷いながらでも前に進みたい人には、不思議と現実的な背中の押され方をする一冊です。特に「自分に賭ける何かをまだ決めきれていない人」に刺さると思います。
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出版社による紹介
四百年続いた漢帝国は衰退し、崩壊への道を辿っていた。政は乱れ、賊が蔓延る後漢末期の乱世に、ひとりの英傑が立ち上がる。漢の名前は劉備玄徳。義に厚く、漢帝国の復権を目指す劉備の志に賛同し、義兄弟の契りを交わした関羽と張飛とともに、叛乱を起こす黄巾賊との闘いに挑む。新時代を切り開く曹操、呉の礎を築いた孫堅など、群雄割拠の時代を駆け抜けた漢たちを壮大なスケジュールで描く――。 北方謙三の名著「三国志」が装いも新たに「新装版」として登場!! 文字も大きくなって読みやすくなり、往年の三国志ファンも三国志初心者も大満足の一冊。「新装版」第一巻には著者のあとがきを収録。
目次
天狼の星
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