
水滸伝 六 風塵の章 (集英社文庫)
北方謙三
集英社 / 2007-03-20
累計読者数7
平均ハイライト数 11.4件/人
推定読了時間 約4時間37分
star総合評価 55/100
trending_up後半加速型
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この本について
仕事でも人間関係でも、自分の軸を持ちたいのに、気づけばその場の事情に流されてしまうことがあります。強さとは何か、迷いながら人を支えるとはどういうことか。頭ではわかっていても、日々の細かな判断になるとブレてしまう。そんな時に、この巻を読んだ人が多くの場面を保存している理由が、なんとなくわかります。 この巻では、武や知略の派手さよりも、「人がどう成長し、どう迷い、どう他者と関わるか」という部分がじわじわ効いてきます。たとえば、林冲や楊令がぶつかり合いながらも、最後には抱きしめる場面。軍をひとりの人間として捉える視点。悩むことそのものを強さと捉える会話。こういう描写が、こちらが抱えているモヤモヤにそのまま重なってくるんですよね。なにかを真似るのではなく、自分のものとして体得していく過程にも、仕事の学び方がそのまま映ります。 読むほどに、「強い人って、完璧だから強いんじゃなくて、自分の弱さをどう扱うかの積み重ねなんだな」と思えてくる。それが押しつけがましくなく、物語の中で自然に立ち上がってくるのが北方版水滸伝の魅力で、この巻は特にそれが濃い気がします。自分の成長に即効性を求めない人、じっくり考えたい人ほど、静かに刺さる一冊です。
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多くの読者は第2章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの17%が集中しています。
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出版社による紹介
楊志(ようし)を失った梁山泊(りょうざんぱく)は、その後継者として官の将軍・秦明(しんめい)に目を付けた。秦明を梁山泊に引き入れるため、魯達(ろたつ)は秘策を考え出す。また、蔡京(さいけい)は拡大する梁山泊に危機感を抱き、対策を強化するため青蓮寺(せいれんじ)に聞煥章(ぶんかんしょう)を送り込む。聞煥章は李富(りふ)が恐怖を覚えるほどの才覚を持っていた。聞煥章が最初に試みたのは、宋江(そうこう)の捕縛である。強力な探索網が宋江を追い詰めていく。北方水滸、緊迫の第六巻。
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