ヨムナビ
水滸伝 十八 乾坤の章 (集英社文庫)

水滸伝 十八 乾坤の章 (集英社文庫)

北方謙三

集英社 / 2008-03-19

累計読者数5
平均ハイライト数 16.6件/人
推定読了時間 約4時間49分
star総合評価 60/100
trending_up後半加速型
check_circle推定完走率 52%

この本について

仕事でも人間関係でも、自分の判断が正しいのか自信が持てない時ってありますよね。経験が足りない気もするし、かといって慎重になりすぎると動けなくなる。そんな時に北方版『水滸伝』の十八巻を読んでいると、楊令や林冲たちの揺れ方が、妙に自分ごとに感じられてくるんです。 彼らは迷わない英雄ではなく、迷いながらも前に出る人たちとして描かれます。たとえば、呉用の「失敗だけが目立つ役回り」や、阿骨打の「その瞬間に決めるしかない」という腹の据わり方。どちらも極端ではないのに、現実の判断に持ち帰れる感覚があります。楊令が若さゆえの未熟さを指摘されながらも、馬のように走りながら学んでいく姿も、年齢に関係なく刺さる部分が多いと思います。 さらに、林冲のように「強さの裏で揺れている人」がきちんと描かれているのも、この巻の魅力でした。百里風とひっそり会話する場面なんかは、自分が抱えている弱さを誰にも言えず、でもどこかで確かめたい時の気持ちに近い。戦の話なのに、妙に日常の心の動きに寄り添ってくれる瞬間が多いんです。 迷いながら役割を果たそうとしている人ほど、この巻はしっかり届くと思います。自信をつけるための本というより、迷っているままでも前に進んでいいと言われているような温度があります。

analytics

読書インサイト

ハイライト密度

開始終了

多くの読者は2に最もインサイトを感じており、全ハイライトの28%が集中しています。

読書の順序

この本に似ている本

すべて見る arrow_right_alt

北方謙三の他の作品

すべて見る arrow_right_alt
書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more

出版社による紹介

童貫(どうかん)軍の猛攻撃が始まった。呼延灼(こえんしゃく)は秘策をもってそれを迎え撃つ。梁山湖では李俊(りしゅん)率いる水軍が、巨大な海鰍船(かいしゅうせん)と対峙していた。梁山泊に上陸される危険を背負いながら、幾百の船群に挑む。一方、二竜山も陥落の危機を迎えていた。趙安(ちょうあん)の進攻を一年以上耐え抜いた秦明(しんめい)は、総攻撃を決意する。楊春(ようしゅん)、解宝(かいほう)が出撃、そして、青面獣の名を継ぐ楊令(ようれい)が初めて騎馬隊の指揮をとる。北方水滸、死戦の十八巻。
library_books似た本をもっと見るmap書籍マップで探すroute読書パスガイドauto_awesomeAI診断で次の1冊を探す

読んだ内容を、もう忘れない。

BookNotion Zなら、Kindleのハイライトを自動で保存・整理。Notionにエクスポートして、いつでも振り返れます。

無料ではじめる

クレジットカード不要