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楊令伝 三 盤紆の章 (集英社文庫)

楊令伝 三 盤紆の章 (集英社文庫)

北方謙三

集英社 / 2011-08-19

累計読者数3
平均ハイライト数 19.7件/人
推定読了時間 約4時間46分
star総合評価 68/100
trending_up後半加速型
check_circle推定完走率 81%

この本について

最近、自分の判断に自信が持てなかったり、「理屈ばかりで動けてないな」と感じる瞬間が増えていませんか。僕も同じで、正しさを探すほど足が止まってしまうことがあります。そんな時に読んで救われたのが『楊令伝 三 盤紆の章』でした。大げさな勇気ではなく、迷いながらも一歩を踏む人物たちの姿が、妙に現実に引き寄せてくれるんです。 特に刺さったのは、自分を「臆病だと思いこんでいた」兵の話や、「理屈は後ろからついてくる」と呉用が気づく場面でした。勇ましい決断の物語ではなく、迷いや弱さを抱えたまま進む姿がそのまま描かれるので、読んでいて妙に落ち着くんですよね。立場や能力よりも、「いまの自分でどう立つか」という視点に引き戻されます。また、仲間との関係の描き方も絶妙で、いればうるさいのに、いなければ不安になる──そんな人間関係は、仕事でも心当たりが多いと思います。 理屈で整理しきれない状況の中でも、気配や覚悟のようなものが人を動かす。そんな空気を感じたい人に刺さると思います。迷いが消える本ではないですが、迷いながら前に進む時の「体の使い方」を教えてくれる一冊でした。

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書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more

出版社による紹介

楊令は、幻王として金軍を率いながら、梁山泊の重装備部隊とも連携し、遼に侵攻した。呉用が潜入する江南では方臘の叛乱が拡大し、宋地方軍に大きな痛手を与えている。一方で聞煥章は、帝の悲願の地である燕雲十六州に、ある野望を抱いていた。ついに宋禁軍に出動の命令が下り、童貫は岳飛を伴い江南へ出陣する。宋、遼、金国、方臘と入り乱れての闘いの火蓋が切られた。楊令伝、擾乱の第三巻。
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