
楊令伝 十一 傾暉の章 (集英社文庫)
北方謙三
集英社 / 2012-04-25
累計読者数3
平均ハイライト数 33件/人
推定読了時間 約4時間46分
star総合評価 70/100
menu_book精読型
check_circle推定完走率 37%
この本について
仕事でも人間関係でも、「自分の判断はこれでよかったのか」と後からじわじわ効いてくる不安ってありますよね。任せた相手の気持ちが読み切れなかったり、覚悟が揺れたり、どこまで背負うべきか迷ったり。私もよくそこで足が止まります。 『楊令伝 十一 傾暉の章』を読んでいて刺さったのは、まさに登場人物たちが同じ迷いを抱えながら、それでも進むしかない状況に置かれていることでした。楊令が成の感情を気にしてしまう弱さや、蘇端が「兆候はあったのに」と自分を責める瞬間、皇甫端が自分の最期を悟りながらも仲間に最後の役目を託す姿など、答えの見えない判断を人がどう受け止めるのかが、驚くほど現実的に描かれています。 読んでいると、正しさよりも「どんな気持ちでその一歩を踏むか」が大事なのかもしれない、と視点が少し変わります。呼延凌の「ふるえが来るような敵を」という言葉には、自分が本気でぶつかれるものを欲しがる気持ちが滲んでいて、仕事の目標設定についても妙に重なるものがありました。あるいは世忠と梅展の会話のように、大きな流れの中で自分の営みの意味を問い直す場面は、日々の焦りを一度外に置かせてくれます。 自分の迷いを「弱さ」と切り捨てず、そのまま抱えて進む人の姿を見たい人には、かなり刺さる巻だと思います。
analytics
読書インサイト
ハイライト密度
開始終了
多くの読者は第3章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの20%が集中しています。
読書の順序
この本に似ている本
すべて見る arrow_right_alt書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more
出版社による紹介
梁山泊は、国としてのかたちを整えていく。西域への交易路開拓のため、韓成は西夏に遣わされる。楊令自ら護衛する最初の商隊が、西域へと出発した。兀朮らが率いる金軍は、南宋の帝となった趙構を討つために旧宋領への侵攻を続ける。劉光世は趙構を守って江南を転戦するが、一方で、岳飛と張俊は趙構の召集に応じることなく、それぞれが独立勢力として中原に立っていた。楊令伝、乱世の第十一巻。
読んだ内容を、もう忘れない。
BookNotion Zなら、Kindleのハイライトを自動で保存・整理。Notionにエクスポートして、いつでも振り返れます。
無料ではじめる
クレジットカード不要









