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トレバー・ノア 生まれたことが犯罪!?

トレバー・ノア 生まれたことが犯罪!?

トレバー・ノア、齋藤慎子

英治出版 / 2018-05-09

累計読者数4
平均ハイライト数 17件/人
推定読了時間 約4時間32分
star総合評価 48/100
start序盤集中型
check_circle推定完走率 13%

この本について

最近、「自分はどこに属しているんだろう」とか、「人との距離感がうまくつかめない」とか、そんなモヤモヤを抱えている人とよく話します。見た目や肩書きよりも、その場でどう振る舞うかで扱われ方が変わる感じがあって、正直ちょっと疲れる。僕自身もそんな感覚をずっと持っていました。 『トレバー・ノア 生まれたことが犯罪!?』は、そういう“居場所の揺れ”に耐えながら生きてきた本人の記録です。彼の言葉が強いのは、きれいごとではなく、極端な環境の中で身につけた実感がそのまま入っているからだと思います。たとえば「ことばは人生を通じて身を助ける手立てになった」と語る場面は、語学の話というより、“相手の世界に入るための姿勢”の話なんですよね。肌の色ではなく、話すことばで所属が決まる世界で、彼はカメレオンのように生き延びた。そこに「自分ももう少し柔らかく場に入ってみようかな」と思わせる現実味があります。 もう一つ響くのは、「相手は自分の所有物ではない」という母親の言葉。厳しい環境の中でも、彼が自由に選ぶことを教えようとしていた姿勢は、親子の話にとどまらず、人間関係の境界線の引き方として刺さります。誰かに合わせすぎてしんどくなるタイプの人には、すごく落ち着きをくれる部分でした。 それから、“夢を見るにも前提が必要だ”というくだりも現実的です。想像できる幅が育った環境に縛られる、だからこそ選べる状態をつくることが大事なんだという視点は、日常の選択を見直すきっかけになります。 自分の居場所に迷いがある人、あるいは人に合わせすぎて疲れやすい人には、とくに刺さる一冊だと思います。

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書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more

出版社による紹介

「人生は不公平」なんて愚痴を吹き飛ばす涙と笑いの痛快な自伝。 渡辺由佳里(洋書レビュアー、エッセイスト) 笑いが未来を開き、生きる力そのものになる。 茂木健一郎(脳科学者) ビル・ゲイツ絶賛、映画化決定 全米注目のコメディアンとその母の愛とユーモアのストーリー 「ものごとの明るい面を見なきゃ」 かあさんにかかれば、どんなにことだって、笑いのタネだ。彼女のその生き様が、ぼくの人生を開いた。 人気風刺ニュース番組「ザ・デイリー・ショー」の司会をつとめる、注目のコメディアン、トレバー・ノア。 特にトランプ大統領就任以降、「分断」の騒がれるアメリカでユーモアによって新しい風を吹き込む存在として、注目を集めている。 アパルトヘイト下の南アフリカで、彼の人生は「黒人の母と白人の父から産まれたこと」という犯罪行為からはじまった。 政府の目をかいくぐって暮らした幼少期、生き抜くために上達したモノマネ、毛虫も食べた極貧生活、悪友たちとの闇商売、モテなかった学生時代の淡い恋…… 不条理な状況をユーモアで乗り超えていく母と子の生き様を描いた物語。
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